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つれづれ手帳遍歴(手帳オタクの迷走)

いままでどんな手帳を使ってきましたか……?
行動を管理(+忘れないように)するためのツールとしての手帳です。

バイトと学校の予定を書き込むため、学生時代にまず月間予定表だけがある「マンスリー」タイプを使い始めたという人がほとんどではないでしょうか。
私の場合、なにを思ったか、手作りのマンスリーを使っていたこともありました。市販のものでは不都合があったのでしょう。たぶんこのへんから手帳選びに迷いが生じていました。

女性誌のふろくについている手帳を使っていたこともあります。大判でシンプルで気に入っていたのですが、調子が出てきた3年目にその雑誌が廃刊になってしまい……(泣)ふろくを自分の定番にするのはそんなリスクもあります。

手帳で生活を管理することを始めたのは、とにかく要領の悪い自分をなんとかしよう思ったから。そのころから、毎年秋には手帳売り場で手帳をあさるようになりました。
それでも、普通に会社に勤めていたころは毎日の予定もまだシンプルでした。同じ時間に家を出て、残業したりもするけれど、毎週毎月ほぼ決まったルーティンの繰り返し。
仕事の時はその日の仕事を就業時間中だけ考えればよかったので、手帳で管理していたのは主に「生活」面のみ。限られた時間でいかに有意義にすごすか、休日をどのように過ごすか、平日家に帰ってからやるべきことはなにか。それだけでも十分大変ですが、まだ「それだけ」だったと言えます。

それが現在、いろいろ紆余曲折あって図らずも(?)なんちゃってフリーランスとして働いている今は、「生活」と「仕事」がぐっちゃぐちゃに。
子供が生まれて以降はそこに「子育て」が入り、仕事の途中に家事したり、(洗濯機回してる間に仕事。ピーピーなったら仕事やめて干す。たまに仕事に没頭して干し忘れる)、子育ての最中に仕事をぶっこんだり(5分に一度返事を求める子供の相手をしながらメールを書く。アホみたいに時間がかかるので効率が悪い)、職場や仕事が許すかぎりは子供つれてっちゃったり……。

子供と自分、2人分のスケジュール管理はかなり大変です。仕事のために子供を預けることもあれば、子供の予定ありきで仕事を入れることもある。送り迎え(園や習いごと)して、予約(託児や病院)して、行事参加(園やイベントや委員会)して、支払いや書類提出やお付き合いやもろもろ。
天気がいいから公園に行こうとか、子供の体験につながる遊びに連れ出そうとか。

要領の悪い私はたった一人の子供でせいいっぱい。「お兄ちゃんが小学校から帰ってくるから、X時までね」とか言いながら、園帰りの公園で遊んでいくママ友の姿を見るにつけ、きょうだいのいる人はすごいなぁと心底思います。子供が何人いても、ママはひとりしかいない。

余談になりますが、どうしてこういう苦労を母親だけが担ってるんでしょうね。世のお父さんは子供を起こすために時間を逆算して起きるということを毎日(←ここポイント)やったりしますか?
だれかのママが言っていました。「夫にはあえて送り迎えや保護者会などに行ってもらって我がごとと認識してもらう」

まあこういうことを夫婦共同でやろうとすると、まず夫婦間の調整が必要になってくるんで余計にめんどうかもしれません。「船頭多くして」ということにもなりかねない…と、これ以上は愚痴になるのでやめます。

手帳の話に戻ります。
生活が迷走するにつけ、やるべきことや予定を落とさないように、ますますスケジュール管理が大事になってきました。仕事にルーチンの部分が少ないし、子供関連の予定は多いし。空いているところに予定やタスクを入れ込む手帳はまるでテトリスの様です。

ライフステージによって変わっていく生活の煩雑さ。まだうちの子供は就学前なのでテトリス状態はまだまだ続きそうです。
今後子供も手が離れていき、もっと年を取って70代くらいになったら、また自分のことだけ管理すればいいようになるのかも。その時はまたマンスリーだけの手帳に戻るのかもしれません。

でも先のことは先のこと。来るべき老後が無事来るかどうかの保証もないし、今現在をなんとか知恵を絞って生活を回していき、少しでも多くぼーっとする時間を確保していきたい……それが私の夢です。
……なんてことを考えていたら、娘(4歳)が言いました。
「わたし、遊ぶことより、勉強したり(してない)お手伝いしたり(してない)ぼーっとしたりする方が好きなの」
うん、似た者親子!

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