105.「戦争」を知ろう 人と人との関係を芸術に~バイバイ👋のその前に〜

『戦争』を知ろう

戦争を、全く違った視点から描いた映画を、続けて2本観ました。

一つは、日本映画の名作『二十四の瞳』(木下恵介監督)。

第二次世界大戦前から敗戦までの小豆島の分校での様子。
おなご先生と子ども達の生活を描く事で、戦争に翻弄されていく島民の様子が、静かに描かれている。

もう一つは、
現在上映されている『アウシュビッツレポート』
(ペテル・ヘブヤク監督)

描かれた国も時代も全く違う二つの作品だが、戦争へ向き合う真摯さと覚悟に、全く異なる感動があった。

アウシュビッツは、ヒトラーとそれについ従したドイツの犯した罪だ!とばかり思っていたが、実は、ノルウェーも、ホロコーストに関わっていた事実が明らかに。
2012年首相が謝罪している。

戦争のことは、当たり前ですが、単なる歴史上の事として捉えるのではなき、現在進行形として捉えることが大事と、今更ながら痛感させられた。

私が、戦時下のあのような時代に生まれていたら、到底生きていく事はできない。
そう、はっきり自覚した。

ならば、今の、この時代に、何をすればいいのか?
私は、どう生きていけばいいのか?

ドキュメント映画『スノーデン』以来、揺さぶられ、考えさせられた映画を観てしまった。

『二十四の瞳』は、胸に静かにくる感動で涙だったが、
『アウシュビッツレポートは、私は、壮絶な場面は、目を閉じ耳を指で塞いで、でも、観る必然がある!と思って、頑張って最後まで観た。

終わって見たチラシには
〜過去を忘れる者は必ず同じ過ちを繰り返す〜
と。

忘れる以前に、知らない事、75年が過ぎて明らかになってきている事もたくさん!

これから先、
犠牲者を増やさないために脱走した、二人の若者の死を突して伝えようとしてくれた努力を、1000億分の1でも感じたい。

二つの映画との出会いは、偶然ではない。

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