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“わからない”を選んでおくべきな気がしてくる/おすすめ絵本/最高の歌詞



おすすめ絵本の話

文字に興味を持ち始めた息子のために、少し前から「あいうえお表」をお風呂に貼ったりしていたのだけど、自分の名前の文字や私たちの名前の文字以外はあまり覚えている気配もなく……。別に急いで文字を覚えさせたいわけでもないし、興味がでてからでいいか〜と思っていたのだけど、あらゆる局面で「もじ、なんて書いてあるの?」と聞くようになってきたので、すこしでもひらがなを覚える機会になればと「あいうえオノマトぺ」という絵本を買ってみました。

そしたら、びっくり。たった3〜4回読んだだけで、ほとんど全部のオノマトぺを覚えてしまって、文字と絵を見るだけで「これは、”ひ”!」「”ふ”!」と覚えてしまった(まだ文字を完全に覚えたわけではないんだけどね)。こどもにとって「オノマトぺ」って本当に直感的に理解できるものなんだなと感動しちゃった。

中は、とてもシンプルな絵と、大きな文字で描かれていてさ、あまりのシンプルさに「あんまり興味もたないかもな」とちょっと不安になったのだけど、五十音が終わるまで真剣に真剣に聞いてくれた。

Amazonのサンプル画像から拝借しました

いまでは「そ! そーっと。あかちゃんねんね!」と、文字と、オノマトぺ、それから添えられた語呂のいい言葉を言うようになっている。本当に直感的に覚えやすい言葉と音なんだなあ。そうなってはじめてこの本についてしっかり調べてみたら、「言語聴覚士」の方がつくられた絵本だということも知って(!)、言葉のつくりと話す仕組みをよく知っているって、こういうことなのかあと感動しちゃった。

こちらに作者の方のインタビューがありました。療育でもよく用いられる絵本だそうで、その仕組みのことも書いてあります。

きっと多くの子供達にとっても、この絵本は覚えやすいものなのだろうし、他の子供も同じなのかもしれないけど、もしかしたら息子は「形」よりも「音」と「エピソード」における記憶が強いタイプかも、と思ったり。はやくから文字を読んでいた姪っ子や、私の姉は(3歳のころにはアルファベットも読んでいた)、表をじーっと見つめて一つずつ覚えるようなタイプだった気がするけど、息子は表をみてもあまり興味を示さなかったんだよね。でも言葉と、音と、そこに関連するストーリーやエピソードがあれば覚えられる……。そんなところも私に似ているのかもしれないな、と思ったり(そっちがオーソドックスなだけかもしれないけど…でも子供によってタイプはあるよね)。

言葉がまだ出てこないうちにも、言葉が出てきたころにも、それから文字に興味を持ち始めたころにも、おすすめすぎる絵本です。ぜひ!

ついでに他にもおすすめの絵本をご紹介(リンクは、アフィリエイトじゃないので安心して?クリックしてね)。

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