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Q.想像通りの未来を歩むためには?/ネガティブ時期、賢い友達、親になる

×歳くらいには結婚して、××歳までには子供も2人欲しくて、×××歳には持ち家を……と思っているので、そこから計算して条件に合う恋人を探してしまうけど、実際にはなかなか見つからず、焦ってしまうんです。

という相談(?)をもらいました。「思い描いたとおりの未来を歩みたい」ということなのかな、と思います。自分の手で自分の人生をつくっている実感がある人や、真面目に準備ができる人こそ、もしかしたらこういう願望を持ちやすいのかも。そりゃ、自分の思い描いた未来、歩みたいよね。

こういう未来になってほしいから、今のうちにこういうことをしておこう、と備える姿勢は人生においては大切で、それはいわゆる将来計画・堅実さというもので、間違ってはいないんだと思うんですが、でも、本当に「想像通り」に人生って進むんだろうか?……っていう観点からの回答もあるんだけどさ。それよりも、

想像通りで、いいの? 
いま思い描ける範囲の未来だけで、いいの?

わたしは、自分の頭で考えられることなんてめちゃくちゃ少ないよなあ、といつも思っていて、かつて「最高!」と思っていたことなんて超ちっぽけで、もっともっと素晴らしいことや「こんなことがあるなんて!」の景色が、人生にはたくさんあると思っているんです。まさかこんな風になるなんてね、の連続で、なんていうか、そういう想定外こそがおもしろさや味わい深さだったりするのかなとも。

「想像するのをやめよう」とか「想像=つまらない」ということでは無いし、時には大きな夢を描くことも、未来を想像してワクワクすることも、そこに向かって歩いていくことも大切なんだけど、でも「想像通りに進めようと思わなくてもいいんじゃないの」と言う感じ。むしろ想像以上の未来を、潰してしまうかもしれないから。結婚して、子供をもうけて、持ち家を持つよりも、ずっとずっとずっと充足感の溢れる暮らしがあるかもしれないし、条件に当てはまらない恋人と、まさかの連続の果てに、思い描いた未来に辿り着くこともあるかもしれない。だからね。頭で描いた未来に向かって、「今」を制御しながら生きるなんて、もったいないよ。

こんな風に言うと、「でも未来を計画しないなんて怖い。後悔する羽目になったらどうするの?」と思う人もいるかもしれない。けど、未来はたぶん、そんなに怖くない。

未来って、どこか遠い場所にあるような気がするけど、実際には「今」の延長線上にしかなくて、とてもあたり前だけど、今日や明日や明後日を積み重ねた先に、未来がくる。だから「今を愛して、問題は放置せず、今を大事にしつづければ、未来はきっと素晴らしいものであるはず」と考えたって、いいんじゃないの。それがいちばん身近で、着実で、地味で、堅実で、だけどすてきな未来の描き方じゃないのかしら。

未来は自分がつくるもの……と言いたいけど、未来は「たどり着くもの」なのかもよ。たまには、そんな風に考えるのもいいんじゃないかな、と思います。


自分をぞんざいに扱いたいとき(1月21日)

今週は、息子が体調不良で1週間のうちで3時間しか保育園に行けず、仕事が押し押し、そんななか私のレディースデーが重なり、かつ引っ越しをするつもりで心の準備を進めていたのに事情があって引っ越し自体が中止、さらには息子の風邪がうつって鼻水ダラダラで朦朧とする日々という状態になり、なにもかもがネガティブに変換される時期に入っている。

ところで、ネガティブになると、自分をわざとぞんざいに扱いたくなるのって、わたしだけ? 

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