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Einmal ist keinmal

木曜日、初めてアイさんのヨガレッスンを受けた。

まず、少し体を動かす。
そして、intentionー意図ーを持つ時間。

このヨガの後、どんな自分でいたいか?
ー「私が友だちになりたくなるような私」がいいな。
ひとりに捧げるとしたらだれ?
ーできればいつも、元気でいてほしいあの子のことを思った。

体を動かすとすぐに次のポーズをしたくなる。
けれど、アイさんの声をよく聴いて、この今の自分の呼吸に集中。
存在を忘れるほどのささやかさで、絶えず休まず働いていてくれてる肺や、筋肉、骨、揺れる脂肪に対しての「いつもありがとう」がジュワァァァ。

ピジョンポーズの時、「もぞもぞしていいよ、一発で決めなくて大丈夫。」という声。
すると突然、“Einmal ist keinmal  一度は数に入らない”という言葉が浮かんだ。
何かの拍子に昔読んだ本の一文とか、人に言われたことが思い出されること多し。

人生は1度しかないから、その1回の人生で、成功したとか、失敗だったとか分からない。何が大切は分かんない。

「だったら私は、もぞもぞしよこう。」

気持ちいいところ、探し続ける。決めようとしてもいいし、決めなくてもいい。
もぞもぞしながら生きていると思ったら、私という生き物が尊く思えた。

「サエの人生は祝福されるよ」

昔言われた言葉も思い出せた。
そんな頭の中の一瞬の出来事の後に、息を吸って、吐いて、真っさらになってのシャバアーサナ。
眠ってるのか、起きてるのか、死んでるのか、生きてるのか、どれでもあって、どれでもない感じ。気持ちよかったなァ。

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