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エルマ鹿ファミリーハウス管理人ブログ

最近、情熱を失い気味の管理人ブログですが、ひな祭りってことでママチャコの80年物のお雛様をお手入れしながら出してみました。ミニチュア好きの管理人には、萌え萌えですが、いかんせん自己満足なだけで盛り上がりに欠けます。婚期とかもうどーでもいーので、ゆっくり片付けましょうか。きっと、ママチャコが私の時に片づけが遅れたに違いないと、自分の努力不足と怠惰癖を棚に上げてママチャコのせいにしちゃいましょう。

冗談はさておき、この7段飾りのお雛様は、ママチャコが一歳の時に、お父さんや親戚がママチャコの幸せを願って贈って下さった物で、ママチャコのお父さんはママチャコが4歳の時に硫黄島で亡くなってしまったので、ママチャコにとって、お父さんからの愛の詰まった品であり、生前のお父さんとの貴重な品なのだと改めて感じた次第です。

どうしても7段にできず、6段で我慢。
ママチャコと七段飾り

ママチャコの写真を見ながらやったけど、だいぶ間違えている。
その後ネットで調べ、来年のために関東飾りの正しい飾り方をここに記す。

一段目 男雛と女雛

最上段に金屏風を立て、両脇に雪洞(ぼんぼり)、男雛と女雛の間に桃の花をさした瓶子(へいし)をのせた三方(さんぼう)飾りを置きます。
男雛は向かって左に置き、纓(えい)をまっすぐ立てて冠をつけます。
右手に笏(しゃく)を持たせ、太刀(たち)を左の腰の袖の下にいれます。女雛は向かって右に置き、桧扇(ひおうぎ)を開いて持たせます。
(※下の写真では、檜扇を男雛に持たせて冠をつけ忘れました。)

小道具の設置、三人官女の場所が間違っているが、ご愛敬。

二段目 三人官女

二段目には、三人官女を並べます。座っている官女を中央に置き、立っている官女を、出ている足を外側にし両脇に置きます。
向かって左に、立って口を開き眉毛がある官女を置き、「加銚子=くわえのちょうし」(柄のない小鍋のような酒器)を、掌が上を向いた右手に持たせます。
中央に、座っている官女を置き、「三方=さんぼう」(盃をのせる台)を持たせます。この官女は、お歯黒で眉毛がないため、既婚者です。          向かって右に、立って口を閉じ眉毛がある官女を置き、「長柄銚子=ながえのちょうし」(長い柄のついた酒器)を、柄を外側にして両手で持たせます。

間には「高坏=たかつき」(高い脚のついた食膳)を置いて、桜もちや草もちなど季節の和菓子をお供えします。

三段目 五人囃子

元服前の侍烏帽子を被り左腰に脇差し(短剣)を差している少年雅楽団。
向かって左から音の大きい順に並べます。向かって左の三人は、上着を脱いでいます。
向かって左から、
太鼓(たいこ)座って口を一文字に閉じている少年。両手にバチを持たせ、太鼓を前に置きます。
大皮鼓(おおかわつづみ)立って口を開けている少年。(掛け声も担当しているため口を開けている。)柄のない鼓を持たせます。
小鼓(こつづみ)立っている少年の右肩に柄のある鼓を乗せます。
笛 座ってにこやかな表情をしている少年。笛を両手で持たせます。
謡い手 座っている少年の右手に扇を持たせます。

四段目 左大臣 右大臣

四段目は随身(ずいじん)(宮廷で警護をする武官)を飾ります。
向かって右に、白く長いひげをたくわえる老人の左大臣、
向かって左に、青年の右大臣を置きます。
「巻纓=けんえい」(冠の後ろに尾のようにつける装飾)、
耳飾りのような「緌=おいかけ)」(毛の装飾)が付いた冠を被せます。
「緌=おいかけ)」は、頬の横にくるように付けます。
腰に「儀仗の剣=ぎじょうのけん」を差します。紐がついてる場合は腰にまわして結びます。
右手に「持矢」を羽根を下にして、左手に「弓」を持たせます。
「背矢」は背中の帯に差し込んで、左肩に羽根が見えるようにします。
前に下がっている「平緒」は剣を腰に下げるための帯です。

中央に「菱餅=ひしもち」と「掛盤膳=かけばんぜん」を並べます。
掛盤膳は、左上に壺椀(おつぼ) 右上に平椀(おひら)
  中央 腰高(高坏=たかつき。浅い皿に高い脚のついた器)
     左下に 飯椀     右下 汁椀
(※下の写真は、配置が間違っています。)

下に敷いているオレンジに見える布(緋毛氈)も80年前の物。七段飾りに敷く緋毛氈(赤い毛氈)は、魔除けの力があり、女子に邪や厄が寄らないように防ぎ、健やかな成長を願います。

五段目 仕丁

五段目に「仕丁=してい」(宮廷の雑用係)三人を飾ります。
左と右には、挙げた手を外側にするように配置します。
向かって左に、怒っている表情の仕丁を置き、台笠(日傘)を、柄が内側にくるように持たせます。
中央に、泣いている表情の仕丁を置き、「沓台=くつだい」(靴を置く台)を、手の間に挟むように持たせます。
向かって右に、笑っている仕丁を置き、立傘(雨傘)を柄が内側にくるように持たせます。

向かって左に橘(右近の橘)、向かって右に桜(左近の桜)を置きます。

六段目 嫁入り道具揃い

六段目には、向かって左から、箪笥(たんす)・長持(ながもち)・鏡台・針箱・表刺袋(うわざしぶくろ)・火鉢(ひばち)・茶道具を並べます。
表刺袋は、装束や衣装を入れる袋です。

鏡台、針箱、火鉢、表刺袋

七段目 御輿入れ道具

向かって左から、
御駕籠(おかご)・重箱(じゅうばこ)・牛車(ぎっしゃ)を並べます。

牛車

牛がかわいすぎるので、ズーム。

御駕籠


雪洞は、布が劣化していたので、このあと修復した。

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