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いぬとおんなのこ

幼稚園の年長さんの時に書いた紙芝居。

あるところに、おんなのこと いぬがいました。               そのひ、おんなのこと いぬが、おさんぱえ いきました。           いぬが、きゅうににげて、あかをんをうみました。              そして、いぬのおとうさんも かえてきて みんなそろいました。        そして、おんのこといしょにおさんぱにいって とおいいところに きました。   そして、そのおんなのこの せんせいに あいました。            そして、いぬに あのひと はたしのせんせいだよ。とゆたら                                  いぬのおとうさんとおかあさんがはんと ほえました。おわり

「はん」と吠えちゃった。「おわり」の「わ」は、書けてるのにね。 

 犬と女の子         梅組 さえみ                あるところに、女の子と犬がいました。その日、女の子と犬がお散歩へ行きました。犬が急に逃げて、赤ん坊を産みました。そして、犬のお父さんも帰ってきて、みんな揃いました。そして女の子と一緒に、お散歩に行って、遠いところに来ました。そして、その女の子の先生に会いました。そして、犬に「あの人、私の先生だよ。」と言ったら、犬のお父さんとお母さんが「わん」と吠えました。終わり

4歳数ヶ月で書いたと思われる紙芝居は、私の好きなものにあふれている。3歳1ヶ月で弟が生まれた。当時の自分にとって衝撃的なことは、記憶に残っている。はっきりとは覚えていないが、「赤ん坊」が生まれたこと、父が急いで帰って来て皆んなが揃ったことは、なんとなく覚えている。私は、いうことを聞かず勝手に出て来たので自宅で生まれたが、弟は病院で生まれた。パパの右手と手を繋ぎ病院のスロープをのぼるシーンが、当時の自分の目線でヴィジュアルとして残っている。パパの左手には5歳の姉ちいちが居た。みんな嬉しそうでワクワクな感じも残っている。

犬に紹介した先生は、年長さんの時の担任、藤井先生のことだ。大好きな先生。

私はよく歌を歌う。私の脳内には、いったい何曲収納されてるんだろうか。ジャンル問わず、本当に数えきれないくらいストックされている。歌好きは、祖母から受け継いだもので、幼稚園年長うめ組の時のあゆみ帳、大好きな藤井先生からのお便りにも書いてある。

9月。くるちゃんは とても うたがじょうずですね。くるちゃんがうたってくれると みんなが とても たのしそうでしたよ。
翌年1月。おやすみしないで がんばりましたね。くるちゃんは いつも たのしそうに うたをうたっているのね。せんせいも うかれてきますよ。

みんなが楽しくなって、先生も、うかれるのなら、と拍車がかかり、40年以上経っても、犬と遊び、いつも楽しそうに歌っている。

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