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号外ヒマラヤ便りin Nepal: Her name is Meena

ヤツの意地悪の応酬と帰国がせまってきて、やる事がいっぱいいっぱいで、
心がとっても疲れていた時。

ローカルチーズを買いに行った。
支払いの時、レジの女性が唐突に
「もし、洗濯物があるなら1キロ50ルピーでやるよ。」と
少々無愛想な感じで申し出てくれた。

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まともな洗濯ができる所がなくて、
ほんとにもう、何日も何軒も聞きまわったけど、
納得できる所がなくて、疲れていたところだった。

1キロ50ルピーは、破格値だし、日本人でも理解が難しい「私の洗濯ルール」を彼女は、こころよく聞き入れてくれた。

ネパールは、節電と太陽の力を活用するために、日中、電気が止まっているので、夜の6時以降に来てくれとの事。

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洗濯をしながら、お互いに身の上話をした。
「ミナ」って名前は日本にもあるので親近感を持った。Meenaはサンスクリットで魚座なので、誕生日も近そうだ。(ちなみに私はKumbha 水瓶座)

彼女は、私よりも年下だが、高校に通う息子と
小学校に通う娘のお母さんで、何故か私を「かわいい、かわいい」といって
子供にするように、頬や頭をなでてくれた。

洗濯にいろいろ注文をつける私が謝るたびに、「No problem!」とかっこよく言って、言った通りに手際よくやってくれた。
「ごはんは食べたか?」「家族、姉弟を大切にしているか?」
ありとあらゆる心配をしてくれた。

ここのお店には何度か来ていたが、買い物をするだけで、洗濯機があることも知らなかったし、こちらからは何も聞かなかったのに。
しかも、あのタイミングで声がかかったのが不思議だった。

ミナは、私が何も言わなくても、私の事がわかるようだった。
洗濯が終わって帰ろうとすると雨が降って来た。

傘の無い私のために、いろいろ探してくれて、
「そんなに使ってないから。きれいだから。」と
商品が入っていた大きなビニール袋をくれた。

正直、使うのに躊躇したが、ミナへの感謝でいっぱいで、
道行く人に、変な目で見られても、
ミナの優しさに包まれてるみたいで、あったかい気持ちで歩いて帰った。

ネパールは、自分の在り方が原因で、あまり良い経験がなく、思い出すことをやめていたが、ミナとの思い出は宝物だったことを思い出した。

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