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2nd season; チベット便り

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The recording of my cinematic ordinary life in Tibetan camp
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チベット便り011 壁の外

今日は気合を入れて、壁の外へ出る。娑婆の空気を吸いに行く。        リクシャとメトロを乗り継いで街へ繰り出す。                のっぴきならない事情でForeigner Regional Registration Office 外国人登録窓口に行かねばならない。手続きや対応が、ザ・インドと言う感じで 悪名高い施設らしい。気が乗らない。もう一回言う。気が乗らない。 壁の外にはオートリクシャ。リクシャの語源は日

チベット便り008 Tibetan bread

ティモもおいしいけど、チベタン ブレッドが好き。              ブランチの時間帯には売り切れてる時が多く、                凹む私を不憫に思ったバィジーが、朝5時頃から路地で売っていると      教えてくれた。ツーリストでも買えること、ちゃんと確認した。 7時には完売するとの情報を得たので、次の日張り切って5時に起きた。    薄暗いロビーのソファーで寝ているフロント係を起こさないように、      こっそりと外へ出る。 けっして良い匂いとは言

チベット便り007 底なしEndlessly deep

デリーでこの曲がずっと頭ん中流れてた。    てか、口ずさんでた。何回も。    で、「too much」って怒られた。    写真は、初日のホテルの窓から世界一汚いといわれる    ヤムナー河の川面に映った夕陽。    学校が閉鎖されて、外出禁止令が出るほど   「目に見えて」汚い空気が、景色に紗をかけて。 Next Episode:

チベット便り003 カルマポリス"2000rps

 『くるちゃんが来〜る〜っ!!』とか言って、  笑ってやり過ごすしかなかったから。  トム・ヨークが"This is what you get."って優しく、  何回も頭の中で囁くもんで、もう観念した次第である。 (このライヴの時の"This is what you get"の声が脳内で流れていた。) ホテルのロビーのソファーにどっかり沈んで、  呆然とテーブルを見つめていた。  フロントでは、オーナーといつものフロント係が、  携帯と電話を駆使して、このチベタンキャ