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幕の内弁当。その1

「なんだこれは!」
岡本太郎さんのCMなどで聞いた言葉ですが、この「知らなかったものに対する驚きを、知ろうとする力に変える言葉」に思えて好きなんです。

カード類で占いをするようになって43年。トランプしか知らない女の子はタロットカードに出会います。マルセイユ準拠のものでした。
大アルカナも小アルカナもオリジナルの絵柄ではありませんでしたので、本当に本と首っ引きで覚えました。

マルセイユからライダーウェイトへ

そして5年後に地元を離れ、いろんなものが手に入るようになってライダーウェイト版のタロットカードを買います。
「なんだこれは!」
と、思いました。すべてのカードの絵が本当にわかりやすい。するするとウェイト版に慣れていきました。歴でいうと10年目の辺りでしょうか。
覚えるまではとケルト十字ばかり展開していましたので、未だに一番得意なのはケルト十字法です。が、しかし本屋や文具屋や雑貨屋でいろんなカードを見るたびに、使ってみたいなと思うようになりました。

オラクルカードとの出会い

そのうち占い雑誌「elfin」に出会います。各種占術にも触れることができるし、時には珍しいカードも付録についてきます。
「ある程度の枚数があって、いろんな意味を持つものであれば、占いができる」
というところに気づきます。今では付録のカードはほぼ残っていませんが、いろんなものがあったなーと懐かしく思い出します。
そんなある日、本屋の文具コーナーのワゴンセールに謎のデッキがありました。「Qカード」のカードのみでした。
そのころ日本語の解説書と共に発売されていたのですが、パッケージの破損か何かだったのでしょう、カードだけ激安で売られていたのです。
ポップな絵と英語のワンセンテンス。ネットで調べると当時はある程度の解説ページも見られました。
しばらく、タロットと一緒に持ち歩いていました。

一般的なイメージ

タロット占いをやっていて一番言われることは「このカード良いカード?悪いカード?」「この絵怖いね」など見た目の印象でした。
どんなに詳しく解説しても見た目で結果を勝手に判断されてしまうこともあります。
それはできるだけ避けたい…、そんな時に見つけたのが、未だにメインで使っている「グミベアタロット」です。
ウェイト版の絵柄に出てくる人物がほぼすべてクマのグミに置き換わっているものです。なにせみんなぐにゅぐにゅでまるっこいのです。
二言目には「でもグミのクマだから」で済んでしまうのでとても良いのです。
他にも探しましたが「かわいい」のはいいけど「あざとい」のは嫌なので、それをクリアするタロットはなかなか少ないものです。

オラクルカードへの偏見

Qカードはともかく、最初に本屋で見たのはドリーン・バーチュー女史のエンジェル系カード。西洋系の宗教観と精神性は自分にとって「前向き酔い」をおこしていました。カソリック系の大学だったにも関わらず。
(実家は禅宗の檀家ですし)
どうもイメージは「神のお告げじゃ~!」的な感じだったのです。
そういうことじゃないよねーとしばらくはオラクルカードはQカードのみでした。

そんなこんなで、かなり長いことタロットカードとQカードでカード方面はやっていたのです。
(そのほか西洋占星術もやっていたので占術のバリエーションとしては何とかしておりましたが)
そして長くなりそうなので、続きはまた次に。

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