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【infini∞手帳術-004】利き手はどっち?

ところで、あなたは右利きですか? 左利きですか?

その昔、私は知人の子供たちの家庭教師をしていました。数学をメインに理科も教えていたのですが、この教科には共通点があります。

「横書き」

なんです。私が勉強をみていた子たちの半分以上が左利きでした。この「横書き×左利き」が学力の向上を妨げます。
・横書きのプリントやテストは「左寄せ」である。
・大概の図表は右にある。
・計算できる余白も右にある。
すなわち「書いたハナから字が隠れる」という状況です。紙をかなり斜めにして書いていかないと確認しながら書き続けることが困難なのです。ケアレスミス連発です。
問題文と計算用紙を別に教えていけばなんとかなりますが、実際のテストなどではあまり効果がありません。
左利きの人はある意味「短期記憶の達人」なんだなと思いました。

では、大半を占める右利きの人が手帳やノートを使おうとするときのストレスとはなんでしょう? 特にここではファイリング式のものを使うという点からも考えてみてください。
私は、歴代の手帳で使う時の構造上嫌だった点が以下のものです。

・真ん中のリングより向こう(左側)に書くこと
・開くのを止めるベルトが右側にぶらぶらしていること
・見出しが横についていること
・小物を挟む(入れる)ポケットが最後のページ側にあること

すらすらと右手で書く時の小さなイラッ!をとにかく解消したかった。
いろんな手帳を使いながら、自分だけじゃなく誰かの使いやすさも同時に追求していったのです。

というわけで、自分が推奨している基本形に入る前ですが、右利きの方で自分の使いたいレイアウトを、応用で作られた手帳の見開きを見てください。

右利き普段デスクトップカレンダーを使用の方

手帳を上下に構えるやり方です。上には横型日曜はじまりのカレンダーを貼り、下の左側は付箋のToDoリスト、細かい内容は升目罫の部分に記入していきます。足りなくなったら新しいページを手前に移動してToDo付箋も移動します。常に上がカレンダー、左にToDo、右にノートという状態が保たれるわけです。
そうしてこの月が終わったら、カレンダーと書いたノートをそっくり外し、保存用のファイルに移せばいいのです。ToDoが残っていれば新しい月に移動します。

このレイアウト、ToDo付箋が右側にあったら左利きの人でも問題なく使えると思います。書くときの妨げになるリングは横向きに真ん中にあるからです。このノート自体は推奨しているLIHIT LAB.のツイストノートB6ですので、縦に見開いてもB5ノートと同じスペースです。それほど大きくはありません。

ちなみに上ページに使っている水色のリフィルは、エトランジェディコスタリカのB6リングノート(ガトーマカロン)をばらしたものを使っています。
ワンサードのリフィルはそんなにバリエーションが無いように思いますが、リングノートをばらしてリフィル化するということも可能ですので、文具店や100均でワンサード探しは、よくやります。
また基本編のどこかで材料についても詳しく書きます。

自分の利き手と手帳に対する小さな不満、どんなことだろう?と思い返してみながら、次回以降をおまちください。

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