見出し画像

幕の内弁当。その2

では、手持ちのカードを増やし始めた頃からのお話を。

ルノルマンカードとの出会い

ルノルマンカードについては、存在自体はかなり前から知っていました。当時の自分のイメージは「数字とトランプと絵が同居していて何がなにやら」と、「そんなに並べないとわからんのかい!」だったのです。
たぶん初っ端からグランタブローを見たからでしょう。
しかし、Kindleを手に入れてKindle Unlimited を使うようになると、占いの解説書が山ほど出てくる事に気づきました。食わず嫌いはいかん…と、いろんな方のカードやスプレッドの解説を読みました。そして気に入ったデザインのカードがあったら買わんでもない…的なツンデレ具合までには慣れたのです。

ひねくれもののムーンナイト

というわけで、デザイン的にトランプのカード部分は要らんな…と思っていたので、シンプルな中から一目惚れした「ムーンナイトルノルマンカード」を買いました。これはアディショナルカードのセットもあり、36枚+アディショナル34枚+交換用人物カード2枚で、ほぼ枚数的にはタロットに近く、自分なりに納得のいくデッキでした。
最初は36番までを重点的に覚えましたけど、70番までのモチーフもそれなりに納得のいく象徴たちだったので今ではどちらも使います。数字と絵だけなのでとてもシンプルです。
カードリーディングは落語の三題噺に似ていますから、毎回違う組み合わせで違うストーリーを紡ぎだす醍醐味もあるわけです。

カードは類友

そしてオラクルカードの方も数多く見かけるようになり、そこまで前向き酔いしなくてよさげなものもあるように感じたので、いくつか購入しました。
するとどうでしょう。周囲の人が「集めてるの?うちに使わないのがあるからあげるよ!」といただくようになったのです。
おまけに不思議なのはくれた人は何人もいるのに「どれひとつかぶってない」んですよ。それだけたくさんの種類のカードたちが出回っているということですよね。
お陰様で私のコレクションの一部はそういう理由で統一感はないのです。

海賊との戦い

自力で気に入ったカードを探して買うことも多くなってきた時に、一番困るのは海賊版問題です。海賊版は著作権利者に正当な利益をもたらしませんので、気を付けているつもりですが、それでもすり抜けて手元に届いてしまうこともあります。
丁度ニコレッタ・チェッコリのタロットとオラクルカードを探していた時にタロットの海賊版にあたってしまい。「商品説明にスカラベ社の名を書くんじゃない!」とぶちキレておりました。
ま、その後無事にタロットとオラクルカード両方正規品で手に入ったのですけども。
特に今年に入ってからは海賊版の作り方も巧妙になり、安かろうでもない強気な売り方をしていることも多いです。
これからも特に気を付けて蒐集していきたいものです。

そしてコーヒーカードへ

ルノルマンカードの展開にも慣れた頃、オリジナルカードを製作販売している方のストアを眺めにいくことも多くなりました。
そうすると出てくるワードが「コーヒーカード」でした。
なんぞ???
と思っていた時に、テキストとカードのセットをフリマで見つけました。買ったけど使っていないので出したのだと。
そんな勿体ない!これは買うしかないでしょう!ということで、FCMさんから出ているテキストとカードをほぼ手つかずの状態で手に入れたのです。ルノルマンを習得した後なので、覚えるのはかなり楽でした。

こうしてカードの世界はどんどん広がり、タイトルの幕の内弁当まであと少しというところまできました。
つづく。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?