見出し画像

【メタモル占星術】第3回 生後4か月。

数年前のある鑑定時。ネイタルチャートは作成済のクライアント様から、今年の運勢をホロスコープで観てほしいというご依頼がありました。
大体はタロットカードのケルト十字法を基本にして年運を見るのですが、ホロスコープでの鑑定をご希望されていたので、プログレス法のうち「1日1年法」を使ってその年を観るためのホロスコープを作成しました。
そして思ったのです。
「生まれた星座と今の星座が違うな…」

年齢=生後○日

プログレス法も細かく言うと何種類かありますし、ネイタルとプログレスの惑星の位置やアスペクトから読むものなのですが、自分の研究の主軸は太陽の角度。ネイタルのデーク星座とプログレスのデーク星座を比べてみたわけです。

プログレスチャートは生年月日に、観たい西暦のその人の満年齢を日数として足した日のホロスコープを作成します。(出生時間は固定です)
現在、メタモル占星術では生後約4か月・120日目(歳)までの太陽星座の節目を洗い出し、大まかな運気の流れを読みます。

デーク別にみる人生の傾向

1.第1デーク(プレーン)
  太陽が各星座の0度~9度59分
ネイタルの星座の特性が色濃く残りやすいです。最初のエレメント移動(太陽星座の変化)が20代のため、社会人になってから考え方や環境の大きな変化を受けるでしょう。そして次の移動は50代、がらっと違うスキルや人間関係で老後を過ごすことになるでしょう。
2.第2デーク(同エレメントで次の星座の風味が混じる)
  太陽が各星座の10度~19度59分
最初のエレメント移動が10代のため、学生時代で生活や環境の大きな変化があります。次の移動は40代と70代にあり最初の移動より楽に生きられるようになるでしょう。若い頃に苦労しやすいので、かえって老後が自由になりがちです。
3.第3デーク(同エレメントで前の星座の風味が混じる)
  太陽が各星座の20度~29度59分
最初のエレメント移動が10歳までの間に起こることから、本来の星座に見られづらいかもしれません。次の移動が30代、その次も60代なので比較的早く全てのエレメントを体験します。多彩な人生経験を持ちやすく、一言で説明しづらい人になりがちです。

小変化、大変化

ここで注目しているのは、ネイタルのデーク星座と移動後のデーク星座の相性です。なので太陽星座の「デーク星座の移動時期」と「デーク星座のエレメントの節目」を調べるのです。前者は約10年毎に起こり、後者は約30年周期で移動します。
ただし、最初の移動だけはネイタルの太陽の角度によるので、絶妙なズレがおこるのです。
この違いを検証したくて、いろんな年代・出生地・性別の方にモニターになっていただきましたが、ターニングポイントと起きた出来事の傾向は、みなさん驚いてらっしゃいました。

結局出生時間大事

メタモル占星術の基本は太陽星座の角度ではあるのですが、大きな節目の年についてはホロスコープで変化の傾向を読みますので、出生時間は必要です。なにせチャートを決めるいろんな基準があいまいになってしまうのです。母子手帳を確認したり、母親にリサーチするの大事ですよ!

現在、ネットには無料でホロスコープが書き出せるサイトがいろいろありますので、気になったら自分の太陽星座の位置(ネイタル・プログレス)を調べてみてはいかがでしょうか。
この後は、それぞれの星座の傾向についてちまちまと書いていきます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?