「会社と言う反社会」毎日ショートエッセー:古い羅針盤130章
先日読んだ会社の歴史から学んだ事は、会社とはその名の通り、反社会だ。この諺が気に入っている。利益の為なら、何でも出来る。貨幣という虚構を軸にして、それを株式という形で肥大化・拡散することで、この世に何も怖いものがなくなる存在でもある。古くは産業革命後に起きた繊維や銀行という巨大企業群、戦後は重化学・自動車がその覇者となったが、今や、巨大IT企業がその座を奪おうとしている。その興隆は内部闘争で弱体化する国家組織をも上回る巨大さを誇示しつつある。火星探索然り、医薬開発然りである。