見出し画像

月蝕

昨夜の月蝕、綺麗でしたね。

お月様というのはいつも同じ面を地球側に見せていて、だから、反対側には何があるのか長い間わからなかったと言います。

だから昔は、月の裏側には宇宙人の遺跡があるとか、ナチスの生き残りの基地があるとか、渚カヲル君が槍を手ににっこり微笑んでいるとか、そういう、たくさんのファンタジーを楽しむことができました。

で、なにが言いたいかというと、私は、人はもれなくこのお月様みたいなものだと思っているんです。

つまり、人は誰でもなんらかの闇の部分をもっていて、普段はその闇を見せないよう、注意しながらうまいこと軌道をぐるぐる回ってる。

でも、ごくたまに、その闇の部分がヌーッと表に出てしまう時がある。

それが、月蝕。

だから古来、ネイティブ・アメリカンの人たちは月蝕を忌み嫌って家から出なかったといいますが、私は好奇心が強いので、そんなものが空に昇ればついフラフラと外に出てしまいます。

だからいろんな人から心配されます。
「そんなことで大丈夫なのか」と。

でも、なぜかこの年になるまで大借金を背負わされたこともなく、香港に売り飛ばされたこともなく、大怪我をしたこともありません。まあ昔から運だけはいいせいもありますが、たぶん、スキだらけの私なりに、人にはもれなく闇がある、ということを前提に、普段から人とお付き合いしてるせいかもしれません。

うまく説明できないんですが、人と付き合う時って、最初から相手を100%良い人と思うよりも、このひと、ある程度悪いところあるかも知れない、でも面白いからいいや、くらいの遊び心がある方が、イザというときの裏切られ感が少ないんじゃないだろうかと。

こう書くとまるで人を信じてないように見えますが、そうじゃなくて、あんまり人をこうと決めつけない方が、その人にとっても自分にとっても良いような気がするんです。

関係ないけどやっぱり丸いお月様って綺麗ですね。

#月蝕  #eclipse

最後まで読んでいただき、ありがとうございます! 見ていただくだけでも嬉しいですが、スキ、コメント励みになります。 ご購入、サポートいただければさらにもっと嬉しいです!