見出し画像

駿台学園中が全国制覇&好選手を輩出する理由とは? 書籍の仕事まとめ#6 『中学野球 全国制覇の最強㊙メニュー』

駿台学園中は全国大会の常連で、2022年には日本一になり、高校野球界に毎年、好選手を輩出しています。

そう聞くと、「私立で環境に恵まれてるんでしょ」って思いますよね?

でも、実は駿台学園中には専用グラウンドはありません。
週に数回は近隣の公営グラウンドを借りて練習しています。
それ以外の日は、柔道場で練習しています。

え? ホント? いったい、どんな練習をしているの? 

強さの秘密、知りたいですよね?

この本では、駿台学園中の西村晴樹監督が「打撃」「守備」「走塁」「投球」の基本と、基本を身につける練習方法を伝えてくださっています。

練習メニューは、ほとんどが少人数&小スペースでできるもの。
環境に恵まれていなくても、工夫して体力と技術を磨けば、強くなれる。
それを証明した一冊です。

【目次】
第1章 基礎体力を身につける
第2章 打撃の技術を身につける
第3章 守備の技術を身につける
第4章 走塁力を身につける
第5章 投球動作の基本を身につける


野球の動きをトレーニングで身につける


取材を通して、駿台学園中が強い理由がわかりました。
それは、徹底した「土台づくり」です。

野球では、動きの再現性が求められます。
試合の緊張する場面で、いつもどおり体を動かせるかどうか。
そのための基本を、トレーニングやドリルで身につけているのです。

西村先生は言います。

「生徒たちは限られた環境と時間で練習に取り組んでいます。
メニューの多くは、体をつくるトレーニングの動きが、野球の技術につながっているもの。
この練習は何のためにやっているのか。
どういう動きをするのか。
それを明確にして、意識すべき点を確認しながらやっています」

つまり、トレーニングの1回1回が、野球の1球1球につながっているのです。
練習の質の高さは、中学生のレベルを超えているのではないでしょうか。


中学時代に基本を習得する意味とは?


駿台学園中で選手のみなさんが練習している姿を見ながら、
「僕も中学時代にこんな練習のしかたを教わりたかったなぁ……」と、
うらやましくなりました。
そうしたら、もうちょっとうまくなっていた……かも。 

僕は兵庫県の佐用町という田舎町の中学で、軟式野球をやっていました。
練習といえば、フリーバッティングとノックくらい。
基礎練習やトレーニングは、冬の間にちょっとやるくらいで……。
まあ、「こういうもんだ」「これが当たり前だ」と思っていたので、何の疑問も持たずに日々、同じ練習をやっていました。

読者のみなさんは、中学時代、どんな練習をしていましたか?

今の時代は、情報もたくさん手に入ります。
中学生ともなると、チーム内のレギュラー争いはもちろん、将来を見据えて「もっとうまくなりたい」と向上心をもっている球児が多いのではないでしょうか。

技術練習に時間を割くと思いますが、中学生の時期は成長期です。身長が1週間に1㎝伸びることも珍しくありません。

そうなると、せっかく技術を習得しても、体が変わってしまいます。
同じ動きをしたつもりでも、同じ結果にはならない。
「あれ? おかしいな」と感じると思います。

ここで求められるのは、自分で修正できる力。
本書には、基本の動きを見につけるトレーニングについて、目的や手順、動きのポイントがわかりやすい解説が書かれています。

それらを実施しながら「今、体がどういうふうに動いているのか」が把握できるようになれば、修正力も身につきます。

もちろん、基本の動きを見につければ、パフォーマンスも向上するし、ケガも予防できます。

将来のために土台をつくっておこう


本書は中学球児の成長を強力にサポートする一冊です。
「基本を身につける」
「ケガをしない体をつくる」
という土台をつくっておけば、高校野球で活躍できる可能性が高まります。

「レギュラーになりたい!」
「もっと上手くなりたい!」

そんな熱い想いをもっている中学球児のみんな、ぜひこの本を手に取ってみて!

保護者や指導者のみなさん、この本を参考に、子どもたちの成長を応援してあげてください!


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?