言語化することについて
デザイン事務所に飛び込んでもうすぐ2年になるが、まだまだ未熟だと感じる今日この頃。
しかしながら、事務所自体も小さく、発展途上なので変化が著しい。
側から見ると、発展途上というか、現状から逃げ惑ってその場でぐるぐる回ってるように見える時もあるが、私と同様に変化がある。
色々とキツイので人の出入りも激しいし、ルールの変更も多い。それは上司の気分や機嫌で変わる。
求められるデザインの質だけは大きく揺るがないから、それくらいしか頼りはない。
だがそんな中で、デザイン関連での変化があると感じたことがある。
ディレクターの指示の言葉のチョイスだ。
「なんかここモヤモヤしない?」
入りたての時にそう言われて、「わかるかボケ」と泣きながら制作を続け、いつからか違和感に気付くようになった。
気付くようになったから、「なんかモヤモヤしない?」と後輩に言ってみたくて言ったこともある。が、それは解決に繋がらず、「私はこのデザインに違和感があります」の気持ちの表明でしかない。
納期までに良いものを、しかも制作技術が未熟な人に伝えるならば、理由と原因、出来れば改善方法まで伝えるのが良いと思う。自分でそこまで考えるのには時間がかかるし、他にもっと時間がかかることが沢山あるからだ。
そう私はここんこと思うのだが、トップの上司の修正指示が段々と抽象化してきているように思う。
「もちゃもちゃする」
「キャベツ畑みたい」
「(2つのデザインを合わせたもの何パターンと言われて出した後)合わせてっていったのは、フォルムじゃなくて、コンセプトの根幹を混ぜたような…」
1.2つめについては、あなたの主観的意見やし、3つめに関してはそれを先に言えよと。
保険をかけると私はまだ2年足らずのくそ未熟ペーペー野郎だが、指示を出す人物は言語化することを諦めては行けないと心から思う。
個人制作で回らないから、皆で作業出来る様に、経験が少ない人を補完するため経験させたいから制作をさせるのでしょう。
上司の多用ワードの履歴が多い人だけがわかる言葉で話すなよ。それで遅いとか言うんであれば、誰でもわかるような言語で指示をだせと。
あえてバベルの塔を建設するなよと。
そんなことを思いながら、抽象的な言葉で感想を言う事はもしかしたら「かっこういいこと」かもしれん、とも思った。
作家や詩人等、言葉を用いて有象無象を表現する方々は独自性やらなんやら、様々な方法があるかも知れない。が、仕事で、意思表示にそれはまじで要らん。使い所も限られる。と思う。
ニュアンスが難しくて、言い換えを考えて、あれこれ言うこともあるが、それを実際ものにする際に言葉だけでは少なからず差異が生じる。
だから画像やら資料やらめっちゃ作るし、
私のモットーはアホでも一目でわかる資料作りを!である。
自身がぱっと見でわかるようなレベルの資料じゃなければ、口頭説明なしでいけないと考えている。
そっちのが楽だし。手間だけど。みといてですむし。
修正指示とかそれで出来ればいいけど、忙しいと口頭でのみになる。もしくはメッセージ。
ならば余計に丁寧に、シンプルに、わかりやすく、だし。共通言語が持ててない新人には特に噛み砕かないと難しいよ。
忙しいのもわかる。上司よ。ならば言語化をもう少し寄せてくれやしないか。
ただでさえ圧縮言語やのに、そこから独自性出されたら、もう想像するしかないんよな。
どないせいよと。はよ作れいうならば、手間を増やさんでくれよと。
んで経験これからのディレクター達は、言語化をもっとしてほしい。
あと出された言葉の表だけみるから、修正ラリーになるんよ。
理由があるんだろうよ…!理由がよ…!!!
と、まじで思うし、
以前は口酸っぱく言ってたけど全然頭の隅にも残してくれないから言わないようになったら、上司がバグってきたよって話。
皆がツーカーじゃねえんだわ。相手に強要するならお前も新人ちゃんのツーカーになれよと。求めだけすんな。とか、思っちゃって。
皆で働くんならさ。皆でそれぞれ頑張れたら良いじゃんって。重石だけ増やすんはさ。このご時世人が続かんよって。そう思うよって話。
もうマジで自分どうにかせんとな。
折角給料上げてもらったから、上げてもらった分は貰って辞めたいぜって話。メンタルもたねー。
まあ、人に物伝える時は、丁寧にしたが良いよね。
まじで人に優しく。したいなって話。
愚痴やらが止まらんくてどうしようもないけども、明日も頑張ろうと思います。とか思う今日この頃でした。
さようなら。
冴木
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