花金鳳花日記 2020年3月16日
禁酒1ヶ月(31日)
一ヶ月を記念してオススメの本をご紹介。
亡きイギリス紳士のアレン・カー氏の書籍です。
昨日搬入で本日よりmaison&objet Paris pre−exhibition始まりました。
茶室と灯ろうのコラボレーション展示です。
サード・ドアのバナヤン氏の様に頭も良くなければ若くもない私の冒険が始まりました。もう随分前から始まっている気もしますがmaison&objet Parisにおける現実的な事では第一歩です
コロナ流行により集客は呼びかけられないのでひっそりと開催していますが、昨日の搬入時や本日はポツリポツリと結構な数のお客様がいらしています。
笑われたり、褒められたり、親睦を深めにいらしたり、偶然いらしたりで様々な方がいらっしゃいます。
展示場所がタイの輸入家具のお店の奥なのでそのカオスさを笑われているのかもと思ったけれど、ただ単に作品をバカにされているのかも知れない。
私もタイの雑な商品と一緒に飾るのは嫌だったがmaison&objet Parisに行くためには『なり振り構っていられない、とりあえず進むのだ!』
と思い、引き受けてしまった。
デメリットもあるが、何でもやればメリットもある。
まず社長が輸入家具をやっているので流通の事に関して色々教えてもらえるという事。日本通運が各国に経路を持っている事を教えてくれたのも社長だ。
現在は検疫や輸送の事など貿易系で困っていたのでたまたまいらした丸の内の貿易会社にお勤めの女性の方に相談したら何だかドン引きされて悲しかった。
話の内容なのか話すテンションなのか展示の狂気なのか、何に引かれていたのかはよくわからないままでいる。
察するに、こんなタイの輸入雑貨に塗れながら展示して「欧州最高峰のインテリアの見本市に出る」とか冗談かと思ったがどうも本気な様で、
『怖い…巻き込まれたくない…』
みたいな感じかも知れない。
全くその通りだが、私にはこの恵まれない道しかないし、ドン・キホーテに見えたとしても、一つ一つ問題を解決していけば、まだ九ヶ月あるし『不可能とまでは言えない』
ギャラリーからの帰り道、過去の自分を思い出して悲しい気持ちになりくよくよしながら帰宅した。
若くて、何も知らず、無防備で可哀想だった自分へのこれは葬い合戦だ。
戦いたくなんてないが仕方ない。
本当は楽して、楽しく過ごしたい。
欲を言えば楽々maison&objetに参加できる様な人で在りたかった。
美しいものを、富を、否定されない人生がよかった。
葬い合戦を人に押し付けてくる図々しいバカがいるが、私はそうならない。
自分が納得するまで自分自身と戦いたい。
SNSでは今までの様に誰でも良いという姿勢で付き合わない事に決めたら、すぐに人気が無くなった。
しかしそれで良い、『この人』と決めた人と深く責任を持って付き合いたい。