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苦手は伸び代

こんにちは!

今日は1日中、主催している養成講座の中の解剖学講座の講義をしていました。
基本的なところから、ヨガで問題になることもある整形学的な障害、そして実践的応用的な考え方までもっていくので、なかなかに盛り沢山。
3期目を向かえますが、都度自分自身の中でも気づきをいただいています。

3日間ある中での1日目なので、まだまだ気を引き締めて向かいたいと思います。
ご興味ある方は、HPをチェックしてください。
解剖学だけ受けれる単発講座などもご用意しています。

今日は講義をしながら改めて感じたことについて、書いていきたいと思います。

人にはそれぞれ得意な感覚がある

どんな人も、得意なこと苦手なことがありますね。
料理が得意とか、絵を描くのが得意とか。早起きが苦手とか、電車が苦手とか。

そういった得意不得意は、結構簡単に思いつきますね。

では、自分の感覚での得意不得意はどうでしょう?

人間には5感というものがあります。
視覚、聴覚、嗅覚、味覚、触覚の5つです。

NLP的に言うと、嗅覚+味覚+触覚で「体感覚」とまとめ、
視覚、聴覚、体感覚、そして内部対話という4つの感覚で表していきます。

どの感覚を使いやすいかというのは本当に人それぞれです。

①何かをイメージすること、見ることが得意な人。
②耳から入る情報が響き、評判を聞くのが好きな人。
③感情が大きく動き、自分の体感を表現する人。
④秩序だったものを好み、順序立てて行動する人。

大きく分類するとこのようになりますかね。
あなたはどのタイプが一番自分に当てはまると思いますか?

ヨガのイントラさんの特徴は?

この感覚の得意不得意は単に性質であり、いくらでも変化していくことができます。
特に環境要因での影響は大きいですね。

どういう環境にいるかで、その人に求められる性質は変わります。
環境というのはその人の生活している全てです。
家庭環境、仕事での環境、友人関係、などなど。

例えば、赤ちゃんがいらっしゃる主婦の方は、比較的感情・体感覚が強くなります。
それはいつも接している赤ちゃんが感情の塊のようなものだから。

例えば、美術館の学芸員などのお仕事をされている方は、比較的見ることが強くなるでしょう。
それは常に美しいものを見る機会が多いからです。

そのように、環境や一緒にいる人によって得意な使いやすい感覚というのは変わっていくのです。

そして、それは私がお伝えしているヨガのイントラさんにも同じようなことが言えます。

ヨガはボディマインドスピリットの統合を目指します。
その上で、まずは自分自身を見つめること。それをボディとマインドを感じ切るところから始めていきます。

「感じること」がメインなわけです。
なのでどうしても体感覚メインで思考したり、行動したりする人が多いように感じています。

では、ヨガのイントラさんに足りないこととは?

体感覚メインというのはどういうことかというと、要するに「なんとなく」「こんな感じ」で思考行動するということです。

「なんとなく、こうすると気持ちいい」
「こんな感じにするとなんかよくわかんないけど伸びる」

全ての方とは言いませんが、指導する際もその範囲で指導してしまってる人も多いです。
これに私はとても疑問と、危うさを感じています〜

これはね、自分で練習するときはいいんです。
しっかり感じて、ボディとマインドを統合するために。
感じ切ればいいんです。

でもね、指導する際に同じレベルで指導するのは…どうかしら?

以前も書きましたが、ヨガのイントラというのは生徒さんにとっては「先生」です。
「先生」として指導をしていくのであれば、同じ目線でいるのではなく、一つ視座を高くして客観的に見ることが必要になります。

そして、論理的に考えて「なんとなく」ではない明確なその根拠を持って、意図的に導く。
これが指導をするということではないでしょうか。

なので、ヨガのイントラさんに足りないのは「感じる」よりも「論理的な思考」です。

苦手を伸ばそう

得意なことはもうできてることだし、環境的にきっとほっといてもできることなんですね。
だとしたら、フォーカスしてくべきは苦手な部分です。

そこを伸ばしていければ、より自分の世界は広がりますし、可能性も無限大になっていきます。

論理的思考に関していうと、そこまで難しく考える必要は私はないと思っています。
ただ、まず順序立てて考える癖をつけること。

イントラさんでいうなら、目の前の生徒さんの身体で起こっていることを、一つ一つ、段階を経て読み取っていく練習をすること。

「苦手だから」と言ってやらなければそれまでです。
でも今までやってないなら、それをやったらたくさんの変化が得られることはわかりきっていますね。

ほんの少しずつでいいです。
せっかくの伸び代、広げていきましょうね🤍

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