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みらい会議 その後 報告【岩首談義所みらい会議】

皆さん、こんにちは
佐渡地域おこし協力隊の村山です。

先日、11月5日に岩首談義所の現状の情報共有や意見をブレストするための【岩首談義所みらい会議】を開催させていただきました。
今回はその会でみなさんから頂いた意見などを共有させていただくためのnoteになります。

はじめにお詫び

このnoteを更新するのにイベントを開催してから一ヶ月近く経ってしまいました。参加された皆様には大変申し訳ありません。開催して頂いた意見はまずは理事会に上げさせていただき、岩首談義所のことで相談はさせていただいております。
そんな中、イベント開催後に旧岩首小学校の水道管が漏水してしまい、新たに水道インフラを直すのに50~100万近くのお金が推定でも掛かってしまうそうです。その中で、来年度は旧岩首小学校について別の拠点に移動し、活動を継続していくことになりそうです。
今後としては集落と佐渡市などの関係各所に相談をして、体育館だけなどの施設の一部を使うことが出来ないか?などの話し合い。完全に空き家にならない用にイベントとして旧岩首小学校を使う条件としてはどんな形に成るのかなどを協議していく形になりそうです。

言い訳がましいですが、そういった事情で皆さまからのご意見を共有するのが遅くなってしまいました。頂いた意見が無駄になったことはなく、今後別の拠点での今までの事業のどこまでをやっていけるのかを検討していくなかに参考にさせていただくためにもnoteを残しておきます。


【岩首談義所みらいのイベント 報告】

今回のみらい会議ではなんと、オンライン51名、集落住民10名の総勢61名の方々に参加いただきました!

前半は岩首談義所の現状についてを共有させていただき、その中で参加いただいた皆さんにはいくつかのテーマに沿って自由にディスカッションをしていただきました。

現状分析についてはこんな感じです。

ディスカッションテーマはこんな感じです。
・今後の岩首談義所の収益構造アイディア
・今後の岩首談義所の運営アイデア
・旧岩首小学校でやりたいこと(建物)のアイディアについて
・解体後も含めた岩首談義所でやりたいこと(組織)のアイディアについて
・岩首のいろいろな思い出話
・取り壊し後の土地の活用法について

参加頂いた方には様々な意見やアイディアを出していただき、それらをグループの中にいた学生にメモを取ってもらうなどや、Google formsにて意見を集約しました。

【参加いただいたみなさんからの意見や感想】

ディスカッションは40分という短い時間では有りましたが、多くの方に参加していただき意見を出していただきました。
40分では時間がたりなかったのもあり、延長して1時間伸ばしましたが、それでも30名近くの人が残って話をしていました。ここまで岩首談義所について皆さんで考えていただけているのを見て非常に感動でした。

それではイベントを通してでた意見です。

問. あなた自身は今後岩首談議所(ハード面)がどうなってほしいと思いますか?

【google forms より】

『①できるだけ活用していきたい』が35%以上で、その次におおいのが維持をしていきたいというグループでした。
やっぱり、旧岩首小学校に昔から関わっている方々には思い入れのある建物で、実際に関係人口を生み出しているという評価から、旧岩首小学校を残していきたいという方は多かったです。
その中でも、今の体制では残していき続けることは難しいため、できるだけ活用という声が多かったと思います。

さらに、移転を検討したほうがいいと回答された方も、この先のことを考えると移転は考えなければ行けない重要な項目のため、もうすぐに移転を検討したほうがいいと回答された方もかなり居たという印象です。

問.今の段階で今後、岩首談義所の方針について賛同できますか?

【google forms より】

この質問に関してはこちらの方針がしっかり示せなかったのもあり、30%近くの方がわからないという結果になってしまいました。具体的な計画などはまだ提示出来なかったため、来年度に向けて岩首談義所2の組織を法人化して、公的な組織として運営していくことを目指すというアバウトな方針を口頭にて説明させていただいたのが大きな問題かと思います。

ただ、ざっくりとした方針については50%以上の方に賛同しただけているのかなとか思っています。

問.今後、どのようなカタチで支援をしたいと思いますか?(複数回答)

【google forms より】

この項目では岩首談義所の今後の活動に関してみなさんがどういった応援が期待できそうか質問をさせていただきました。
回答として一番目立つのが、『⑤今後の方針や運営などについて話し合いに参加する』という回答がありました。今回のみらい会議を開催してみて思ったのも有りましたが、皆さんに現在の岩首談義所の状況などを定期的に発信し続けて行くことは重要だと理解しました。それに加えて、外部の人達で動かしていけるような岩首のPJをやっていけるのではないかなとも感じております。
その他にもクラウドファンディング等による支援も検討している方も多くいるのも目立ちました。今後の団体として理事会のメンバーにもご共有をさせていただき、どういった形でみなさんの応援を力に変えていけるかを検討していきます。

その他で頂いた意見

『集落の方が望む形で、かつ島外から来てくれる人のニーズに応えられる岩首談義所であって欲しいと思います。引き続きがんばってください◎』

『法人化は必須。岩首の魅力はすごいので活動は継続してほしい。地域の理解が得られる為にいきなりインバウンドではなくて、高齢者が受け入れやすいはずの大学や企業、市などの公共事業からの受け入れをして収支がどうなるのか試算してみてはいかがでしょう。お金儲けに走りたくないというお考えならば、先に経費を試算して、トントンになるだけの仕事を受ければいいのではと思います。』

『ハードを失うことは避けたほうがいいと思います。別の拠点を移してでも活動を継続したほうがいい。収益化については、既にやろうとしていることだと思いますが、観光に主軸を置くのが最善だと思います。その他にも棚田の作業や大変さを発信するコンテツに力を入れたほうがいいのではないか?』

『あっという間でしたが、談義所や棚田のことを考えたいという方が沢山いることを確認できただけでも有意義な時間でした。
鼓童の研修所のように古い校舎を大事に使っていくにはけっこうな維持費が必要になってしまうのかな…と考えると取り壊しはやむを得ないのかもしれませんが、クラウドファンディングを立ち上げるというのもあるのでしょうか?
校舎のことだけでなく、談義所のこと、集落の人とのこと、棚田のことと、問題山積みかと思いますが、せっかく集まったメンバーなので、1回で終わらずに話し合いを続けていけるとよいのではと思いました。』

『月1000円のオンラインコミュニティを作りはどうでしょうか?
→Slackで会員コミュニティを作り岩首,佐渡のニュースやまちづくりの事例共有、2か月に1度の名産品発送などの岩首を応援する人が集うコミュニティ
参考例:もちがせ週末住人 なかま会員制度』

などなど、その他にもたくさんのご意見を頂きました。
これらについては現在の岩首談義所の理事会に共有させていただきました。その中で、アクションを取れるものはこっちでガンガンアクションに変えていこうと思っております。

最後に

今回の会を開催して、岩首談義所の現状や問題は共有できたのではないかと考えております。その上で、頂いた意見の全体としては岩首談義所の法人化というのが一番大きな目標であるのかなとということを感じました。今後事業を行っていく上でも、社会的信用やサポートを受ける組織体制なども含めて必須だということが確信しました。今後の運営についても法人化を目標に運営体制を集落の方と話し合っております。そして、岩首談義所の借用に関する有無という難しい問題としては残して行きたいという思いも強い一方、現場に任せるというかたちで皆さんから意見をいただきました。私たち、岩首サイド的にも今後、できる限り使っていきたいというのは思い出はありますが、経営面なども考慮した上で借用を検討していきたいと思います。

加えて、今回の会を通して、岩首談義所の現状や問題を発信することは非常に重要だと言うことがわかりました。今後もタイミングを見ながらになりますが、情報を更新していければと思います。

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