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伸びしろですね

私は壊滅的に絵が下手くそだ。

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これはついさっき2分で描いたキリン。写真を見て参考にしたのに、この有り様だ。

子供の頃から、写実的な絵はもちろん、漫画のような人物絵や、猫や犬といった動物、りんごやたこ焼きのような簡単な食べ物の絵ですらまともに描けなかった。
私はそれを自分の個性だと思っていたし、生まれつき脳と手を繋ぐ回路に不具合があるんだと諦めていた。

苦手だからやらない。だって、絵の才能だけは生涯手に入らない。

……なんて自分に言い聞かせながらも、本当はものすごく羨ましいと思っていた。
鉛筆一本でサラサラっと自由に描きたい線を描ける人。思い描いた構図を描ける人。立体感のある色塗りが出来る人。

絵は、世界共通言語だ。言葉が通じなくても、たった一枚の絵で物語を紡ぐことだってできる。想いを伝えることができる。
私は努力もせずにその可能性を自分の中から捨てた。一生無理だから、という呪いで包んで見えなくした。

そのことを、私は今さら後悔している。
絵を描きたいのだ。猛烈に。


急にそんな欲望が湧き上がったきっかけは、本当にものすごくアホらしいのだが、「推しを描きたいから」の一言に尽きる。

推し…というのは、ざっくり言うとお気に入りのキャラクターや有名人のことだ。「ONE PIECEのゾロ関連グッズは全部揃えてる」とか、「ジャニーズの誰々が出るドラマは欠かさずチェックする」とか、そういう類の情熱を捧げる相手のこと。

で、最近は本当に便利なもので、Twitterやpixivといった画像投稿できるサイトを徘徊すれば、自分と同じ漫画・アニメが好きな人や、同じ推しを愛する人に出会える。
私はここ数日狂ったようにpixivで画像検索して他の人が創作したイラストや漫画を見漁っていた。おかげで睡眠不足だ。

それがなぜ「絵を描きたい」という欲求に繋がるのかというと、やはり自由自在に描きたい絵を描いている人が、羨ましく思えてしまうからだ。
世界中のあらゆる人々が、私の好きなキャラクターを原作にはない衣装やポーズで愛でている。

「エッフェル塔を破壊するドラえもん」のような至極マニアックな絵なんて、普通どう探したって見つからないが、自分で描けばそこに存在する。

そんなの、絶対楽しいに決まっている!


というわけでnoteを開くのもそこそこに、最近は暇さえあれば絵を描いています。なかなか皆さんの投稿を読みに行けてなくてごめんなさい。

まだ人に見せられるレベルのものは描けていないのですが、ひとまずメイキング動画を見たり、こちらのnoteを教材にしたり、

https://note.com/asobizukuri/n/n9db4bb065158

あれこれ試しながら感覚を掴もうとしているところです。
絵の勉強はこういうのやるといいよ、とかアドバイスあったらぜひ教えてください!

今から練習したところでたかがしれてるのかもしれないし、本当に生まれつき脳の神経系がおかしいんだとしたら無駄足になるんだけど、そもそも絵を描くのが楽しいと思えるのは人生で初めてなので、楽しいと思えるうちは勉強を続けようと思います。
キリンを見ていただいて分かる通り冗談抜きで相当下手くそなのですが、挫けそうなときは心の中の本田圭佑に「伸びしろですねぇ」と励ましてもらうことにして。
いやこれほんと、良い言葉ですよね。自分の技量の足りなさを「伸びしろ」と捉えるのって、すごく精神衛生上良いことだなって思います。

他にも刺繍やったり動画編集したりお菓子作ったり、やりたいことが多過ぎて身体が足りないなぁ。3つか4つくらいに分裂したいと切に思う今日この頃です。



ApplePencil購入資金、もしくは息子に酢だこさん太郎を買い与える資金になります。