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テレビ屋気取り #18「千鳥のクセがスゴいネタGP」(2021.01.14)


年末年始の特別編成が終わって1週間以上が経ち、新番組もはじまってくる一番ワクワクする時期かもしれないです。


今週は面接が2本ありました。

慣れてきたこともあって、会話の中に自分が話したかったエピソードを盛り込むことができるようにはなってきましたが、そのエピソードで伝えたかったことを言い忘れたりして、自分の頭の中にあることの3割も伝えることができないんだな〜と、面接の難しさを痛感しています。

(めちゃくちゃ準備に時間をかければ、自分が伝えたいことをしゃべれたりもするんですけどね…)


そろそろ本題に入ります。



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紹介する番組:「千鳥のクセがスゴいネタGP」


フジテレビ系 毎週木曜日 21:00~21:54

2回の特番を経て、2020年10月からレギュラー放送になりました。

お恥ずかしい話ですが、特番時代を知りません。

10月のレギュラー放送からは毎週欠かさず見ています。

そこで感じたことを書きたいと思います。





番組タイトルがハードルを上げている!?


情報番組ばかりだった時代が一変して、また各局がネタ番組をたくさん世に送り出す時代になったことは、もう多くの視聴者が実感していることだと思います。

単に芸人さんがネタを披露する番組では差が生まれないため、各局がオリジナリティを求めて、いろいろなタイプ(コンセプト)のネタ番組が放送されていると感じます。

私が思いつく中では、
チーム対抗型、トーナメント型、MCによるグランプリ決定型などの外枠があり、中身のネタ以外の部分では、ネタの合間にトークがあったりなかったり、ミニコーナーで大喜利をやってみたり、フリースタイルのラップバトルをやってみたりと、いろいろな企画や演出が行われています。

このような対決型でもトーナメント型でもなければ、ミニコーナー的なものもなく、ネタとMC千鳥さんのコメントだけで成立しているのが「クセすご」だと思います。

正直、最初にこの番組を見たときは、「タイトルで“クセがすごい”っていうほどハードルが上がることはないだろ…」と思いました。もちろん、ノブさんの「クセがすごい!」にかけているからだというのはわかっていましたが…

しかし、ここまで毎週見ていて思うのは、
本当に「クセすご」路線になっていてめちゃくちゃ面白い!
ということです。

ハードルが上がっているというより、タイトル通りの番組でとてもわかりやすいです。




SNSとの親和性


「クセすご」はどのネタ番組よりも、SNSとの親和性が高いと思います。

私は、InstagramやTikTokをあまり見ないので、SNSで話題になっている芸人さんのネタには詳しくありません。

例えば、土佐兄弟の男子高校生あるあるや、YouTuberエミリンのネタの存在は、「クセすご」で初めて知りました。

また、よくないことではありますが、
漫才やコントの割合が低く、ひとつひとつのネタが短く構成されていることもあって、「クセすご」のOAのキャプチャーは、SNSで広がりやすいのではないかと思います。

SNSとの輸出入がすごく理想的な気がします。



良い意味での時代錯誤


SNSとの親和性もあって、流行の先端のお笑いを取り入れているのに、そこにアクセントを加えるかのように、時代錯誤を感じさせるような芸人さんたちが登場します。

例えば、小島よしおさん、ダンディ坂野さん、ムーディー勝山さんなどは、私のような20代が小学生の頃に最前線で活躍されていた方たちです。

あれから数年経って、まさかまた地上波で当時のネタが見れるなんて思ってもいませんでした。(失礼ですみません…)

どういう意図でのキャスティングかはわかりませんが、テレビとSNSの狭間にいるような20代前半の私たちにとっては、懐かしさからテレビに戻るようなことももしかしたらあるのかもしれません。

いい意味で時代にあっていなくて、個人的には「クセがすごいんじゃ〜」と言いたくなります。



ネタは完パケ



「クセすご」と「しくじり学園お笑い研究部」を見ていて気づいたことがあります。

ネタは完パケであるべき

どういうことかというと、
しくじり学園の某担任の先生がよくお話しされるように、昔はネタ番組のオーディションやネタ見せで、構成作家やディレクターによくダメ出しをされて、ネタの細かい部分にもダメ出しをされたようです。

もしかしたらこのスタイルは今も変わらないのかもしれませんが、「クセすご」はそういうことはないんじゃないかと勝手に思っています。(あくまで推測です)

本当にクセがすごい芸人さんたちのネタを、芸人さんが思うように自由にやっているから、千鳥さんが本気で笑い、本気でダメ出しをする。それに対するアンサーのようにネタがシリーズ化していく。

私はこの流れがネタ番組として理想的なのではないかと感じました。

これが成立するには、芸人さんが考えるネタはそのまま完パケであるべきです。



まとめ

お笑いに詳しい人間かのように色々と書いてしまいましたが、やっぱりネタ番組やコント番組が増えることは素直に嬉しいです。

中学生後半と高校3年間、アホみたいに机に向かって勉強だけしていた自分にとって、当時情報番組ばかりではなくネタ番組がもっとあったら、テレビを見る時間が多かったのかもしれません。

晴空くんのおかげで、最近はトータルテンボスにハマっています。



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《今週のおすすめコンテンツBEST3》


「直ちゃんは小学三年生」第2話

・あるあるというか、なんか遠い昔のことなのに共感してしまう。
・なんでこんな小さなことにいちいち固執していたか考えさせられる。
・絶対毎週飽きずに見続けられると思う。



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※諸事情によりアーカイブ販売中止

・これぞリアルタイムイベントの感じさせる内容
・シンプルでバカバカしい企画なのになんでこんなにも面白いのか
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2021.01.17 作成

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