旅行記｜春の銀杏山形遠征 (3/4～5)
3月4日 AM5:50
スマホからアラームが流れる。外を見ると、陽はまだ昇っていないが東の空は赤く明るみ始めていた。アラームで流れる曲はSpotifyのプレイリストからランダム流れるように設定していた。この日は"Funny Bunny"が流れ、なんとなくいい日になるような気がした。
新幹線の時間は9時頃と、出発するにはまだ早いのだが、この時間に起きたのには訳がある。それはサウナに行くため。最高の状態にしてライブに向かうため、まずは近所のサウナへ向かう。
AM6:15
家から歩くこと15分、黄金湯に到着。数年前に改修工事が入り、おしゃれな佇まいに変わっていて、館内ではレコードが流れ、たまにDJイベントが行われることもある。工事前はよくある町の銭湯だったので、館内の変わり様に驚いた。朝ということもあり、浴室内は比較的空いていて、サウナにも待つこともなく入ることができた。銭湯から出ると朝日が昇っていて、1日が始まったような感じがした。
AM8:00
サウナから帰ってきてひと息。時計を見てみると、そろそろ出発の時間が近づいていた。着替えは入れたか？ タオルは入れたか？ キーホルダーは付け替えたか？ 忘れ物が無いかをこれでもかというくらい確認し、いよいよ山形に向け出発。普段の生活でもそうだが、あれだけ確認しても忘れ物をしている気がしてならない。そんな不安な気持ちもリュックといっしょに背負い、駅に向かった。
AM8:20
東京駅に到着。ここで朝食や飲み物、車内でつまめるものを買うため地下街へ。相変わらずの人の多さとお店の多さで迷子になりかけたが、なんとか目的のお店にたどり着くことができ、無事朝食を購入、新幹線改札の方へ向かった。
わざわざ外に出てまで撮った東京駅駅舎
最近は電車に乗るとなると、Suicaを使うことががほとんどなので、今日のようにきっぷを改札に通して抜ける瞬間は、旅の始まりを感じた。
AM8:56
時刻通りに東京駅を出発。荷物を網棚に置き、一段落したのでここで朝ごはん。駅弁にしようか迷ったが、結局まい泉のかつサンドにした。最初はヒレかつだけにしようと思ったのだが、ヒレかつの隣にメンチカツサンドが並んでいて、それを見た瞬間にとあるバンドの"メンチカツ食ってシャンとしろ!!"という曲が浮かび、それに影響され、結局2つとも買ってしまった。
AM11:00
福島駅を出発し、あと30分ほどで山形に到着する。車内では、ライブレポを書いたり、YouTubeを見たり、たまに外の写真を撮るなどして、山形までの旅路をのんびり過ごした。最初は少し長いなぁと思っていたが、Wi-Fi完備でとなりに人が来なかったこと、車窓からの風景のお陰で退屈することはなかった。ふと、窓の外を見ると雪景色が広がっていた。いよいよ東北の地に来た！という実感が湧いてきた。
山形駅に近づくにつれて、雪はだんだんと少なくなっていき、到着のアナウンスが流れる頃には、雪はほとんどなくなっていた。
AM11:35
ついに山形駅に到着。列車を降り、少しマスクを外し、外の空気を吸ってみた。やっぱり東京とは違うおいしい匂いがした。
改札を出て、駅のコンコースに出ると、室内は意外と暖かく、どこからか石油ストーブの匂いもした。昼食を取るには少し時間が早く、また駅から会場が近かったので、一度外に出て会場へ向かってみた。
会場に着くと、すでに20～30人ほどがベンチに座ったりしていて、先行物販を待っていた。そんな人たちを横目に、ポスターなどの写真を撮り、また駅の方へ戻った。
AM12:00
翌日一緒に観光する予定のフォロワーさんが12時頃に到着すると聞いていたので、試しに連絡してみるとちょうど山形に到着したらしく、早速合流することにした。実際にお会いするのはこの日が初めてだったが、Twitterなどで何度もやりとりをしていたので、初めて会った気がしなかった。
時間もちょうど良いのでここでランチタイムに。駅前をぶらぶら歩いていると、看板に「しじみラーメン」と書いてあるお店を見つけ、どんなものか気になり、「山形五十番飯店」という中華料理屋に入った。気になって入ったものの、「山形まで来たのに中華か～」と二人で駄弁っていたが、後から調べてみると有名店だと知って驚いた。
あっさりとしたスープでとても美味しかった
PM1:30
昼食も食べ終わり時間を見ると、先行物販が始まっていたので会場へと向かった。人はまあまあ並んでいたが、15分ほどで買うことができた。試しにキーホルダーを開けてみると、欲しかったものを引くことができた！(が、5個買って2種類被るという結果に、、)
無事(？)グッズを購入できたので、チェックインがてら荷物を預けにホテルに行き、また会場に戻ることにした。
PM3:30
道中チケットをホテルに置いてくるというハプニングがありながらも、なんとか会場に到着。ここで何人かのフォロワーさんと合流し、開場時間までどこかに行くこともなく、おしゃべりをしていた。開場まで2時間ほどあったはずだが、その時間があっという間に感じるほど会話に花を咲かせていた。
～ライブの感想はこちらのnoteから～
PM9:30
ライブが終わり、先ほどのフォロワーの方々と再び合流し、余韻に浸りながら飲みに行った。ライブの感想や近況報告的な話、さらには恋愛話など色々な話をした。ライブ前にもたくさん話したはずなのに、ここでも話題が尽きることはなかった。
PM11:30
楽しかった会もここでお開きとなり、それぞれ宿へと戻る。はずだったが、なぜかその場のノリで、少し遠くにあるネカフェに泊まるフォロワーをもう1人のフォロワーと送っていくことに。かろうじて街灯があるような暗い国道沿いを、スマホとにらめっこしながら3kmほどの道のりを歩いた。他愛もない話をだらだらと話しながら歩くこと1時間弱、やっと目的のネットカフェに到着した。そのフォロワーさんとは明日もいっしょに観光する予定だったので「また明日～」と挨拶をして、解散した。そして残った二人で来た道を戻り、それぞれ泊まるホテルへ帰った。
AM1:30
部屋に戻り、時計を見てみるとこんな時間になっていた。明日は観光の予定なので早いことお風呂に入り、投稿し忘れていたライブの感想ツイートをして床に就いた。
3月5日 AM8:30
ライブの興奮で寝つけないかと思っていたが、ネカフェとの往復のおかげか、すんなり寝ることができた。シャワーを浴び、着替えや片付けなどの支度をしてホテルを出発した。
AM10:00
昨日ホテルにチェックインした時にもらった地域限定クーポンを使って、朝食にしようと思ったが、1000円分もあり、1回では使いきれないと思ったので、今日いっしょに観光するフォロワーにお誘いをして、いっしょに朝食をとることにした。
一度、駅で合流をして出発。どこへ行くか悩んでいたが、ホテルから駅へ向かう途中、良さげなカフェを見つけたので、そこで朝食をとることにした。しかし、何も調べずに向かったため、地域限定クーポンは使えず、結局良い感じのカフェで普通に朝食を食べただけになってしまった。
朝食も食べ終わり、カフェを出て、駅の方面に向けて歩いていると、前日から気になっていた神社があったので行ってみることに。”歌懸稲荷神社”という神社だ。社名からもわかるように、歌(和歌や短歌、連歌など)にまつわる神社で、驚くことにいっしょに行ったフォロワーさんは短歌を詠む人だった。さらに、御朱印集めをされる方でもあり、この日は限定の切り絵の御朱印が頒布される日でもあったのだ。そんな、たまたまなのか、導かれたのか、不思議な偶然が重なった神社だった。
AM11:50
ここで、もう1人のフォロワーとも合流し、今日の目的の峯田電器へ。
電車に揺られること20分、最寄りの羽前山辺駅に到着。駅前はザ・田舎の駅のようなまったりとした風景で、日陰になっている所では雪も残っていた。
峯田電器までは駅からすぐで、5分ほどで到着した。建物自体は街によくある電気屋だが、やっと来ることができたという達成感を感じた。行った日はあいにく定休日だったが、同業者らしき人も何人かいて、写真を撮ったりしていた。
PM1:30
昼食は駅前にあった”かくほん食堂”というお蕎麦屋さんに入った。店内は地元のおじいちゃんたちが話し合うようなアットホームな雰囲気だった。自分はチャーシュー麺を注文した。待つこと十数分、商品が到着。チャーシュー麺のほかに沢庵とゆで卵も付いてきた。こういう小鉢がついてくる、この地元のお蕎麦屋さんという感じが個人的に好きだ。
PM2:00
本当は峯田の出身小学校にも行こうと思ったが、帰りの電車の都合もあり断念。電車に乗り、山形駅へ戻った。帰りの電車でふと外を見てみると、昨日のライブで峯田が歩いていた河川敷が見え、いっしょにいたフォロワーさんたちと盛り上がっていた。(残念ながら写真は撮り逃してしまった、、)
PM3:30
新幹線の時間の都合で、1人のフォロワーとここでお別れ。3人で写真を取り、握手をして、改札まで送り届けた。短い時間ではあったけど、とても楽しい時間を過ごすことができた。
帰りの新幹線まで少々時間があり、まだおみやげを買っていなかったので、この時間を使って残った2人でおみやげを買うことにした。ここで自分の優柔不断が発動。家用はすぐに決まったのだが、自分用のおみやげがなかなか決まらない。あーでもないこーでもないと言いながら、お店の中をずっとぐるぐる回っていた(30分くらい悩んでいた)。悩んだ末に、家用には温めるだけで作れる芋煮、自分には”蔵ふとコーラ”という酒蔵が出しているクラフトコーラの素を購入した。
とても美味しかった
PM3:55
おみやげも買い終わり、時間を見るとちょうど良い時間に。フォロワーさんとも解散の時間が近づいていた。この2日間、ほとんどいっしょに行動していたということもあり、お別れの瞬間は名残惜しかった。最後に写真を撮って、握手をしてホームへと向かった。
PM4:05
新幹線は時間通りに山形駅を発車した。ライブ帰りの人が多いからなのか、車内は混み合っていた。帰りは人が多く、外も暗くなってきて、車窓を楽しむこともできなかったので、音楽を聴いて東京まで帰った。"東北新幹線はチヒロちゃんを乗せて"を聴きながら。
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