真理の世界

真理の世界  

過去は未来であり未来は過去であり すべては現在である

祖先は子孫であり子孫は祖先でありすべては自己である

東洋は西洋であり西洋は東洋であり世界は一つである

物資も神であり霊魂も神でありすべては神である

有限は無限であり無限は有限であり存在は一つである

瞬間は永遠であり永遠は瞬間であり時の流れは一つである

真理は一つであって無数であり無数であって一つである
これが宇宙の真理である

悪は善であり善は悪であり すべては自然である

光明は暗黒であり暗黒は光明であり すべては無である

理想は未来であり過去と現在は未完成である
これが現実の社会の姿である

自己を愛することは すべてを愛することであり、自己を尊重することは すべてを尊重することであり、自己に正直であることはすべてに正直であることであり、すべての人間は自由であり平等である。自己を愛し、自己を尊重し、自己に正直である様に努めつつ、唯一筋に道を求め真理を探求することのみが人間が神の世界に到達することの出来る只一つの途である。人間完成、自己完成こそが釈尊の説き給うた天上天下唯我独尊の境地であり、即身成仏の姿であり、現世を極楽浄土たらしめる唯一つの方法である。かなたはこなたであり、こなたはかなたであり、あの世もこの世もすべては神の世界である。只 愚かなる人々には それを覚ることが出来ない丈のことである。自己を信ずることはすべてを信ずることであり、すべてを信ずることは自己を信ずることである。それが正しい信仰の姿である。人間よ神に帰れ、神よ人間に帰れ、それのみが理想の社会を築く唯一つの途である。

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