さだまさしコンサートツアー2020 「存在理由」 妄想セットリスト

コロナ禍の影響により3月あたりからコンサートツアーの延期・中止が全国で相次いでいますが、さだまさしさんもコンサートの実施ができなくなってからはや5ヶ月が経ちました。

5月には2年ぶりのオリジナルアルバム「存在理由~Raison d'être~」が発売され、このアルバムを引っさげたコンサートツアーの実施も決まっていただけに、ファンとしてはやきもきした気持ちになります。

私が最後にさだまさしコンサートに参加したのは昨年末の「カウントダウンコンサート@国技館」ですが、それ以来半年以上コンサートに行けてないことになります。
これほど長くコンサートに参加できなかったのは久しぶりなためそろそろ禁断症状が出てきました。

なので、未だ開催されていないコンサートツアーを妄想し、勝手に本ツアーのセットリストを作ってしまいました。この記事では軽くご紹介をしていこうと思います。

さだまさしコンサートツアー「存在理由~Raison d'être~」セットリスト(妄想)

※注:妄想です
以下が今回のコンサートツアーのセットリストになります

1. さだまさしの名によるワルツ
2. 銀河鉄道の夜
(トーク1: 開会の挨拶)
3. 吸殻の風景
4. あこがれ
5. 主人公
(トーク2: コロナ大変でしたね)
6. 道化師のソネット
7. いのちの理由
(トーク3: さだまさしの存在理由)
8. 残したい花について
9. 存在理由~Raison d'être~
(バンドメンバー紹介)
(トーク4: 平和と音楽について)
10. ぺんぎん皆きょうだい2020
11. 心かさねて〜長崎の空から〜
(トーク5: さまざまな人たちとの交流)
12. 無縁坂
13. おかあさんへ
14. 柊の花
(トーク6: お別れに代えて)
15. ひと粒の麦〜Moment〜
(アンコール)
EC1. 風に立つライオン

アルバムの曲の傾向や、最近のコンサートの傾向から妄想してみました。また、さだまさしのコンサートは曲とトークが渾然一体とした一つの作品なので、どのようなトークが行われるかがコンサートの構成に不可分なため、トークについても妄想をして組み込んでみました。

以下、簡単に解説していきます。

1. さだまさしの名によるワルツ

ニューアルバム「存在理由」を飾る一曲目の作品。東京藝術大学の澤和樹学長が「シラミ騒動」の世界観に触発されて作成されたと言われるインストゥルメンタルの一品。コンサートでもバックバンド「さだ工務店」の演奏によりオープニングの楽曲として披露されます。

アルバム内では澤学長自らが名機グァルネリを携えて演奏されていますが、コンサートでは「さだ工務店」が誇るバイオリニスト藤堂昌彦さんがバイオリンのソロを担当します。(何度も書きますが妄想です)

2. 銀河鉄道の夜

「さだまさしの名によるワルツ」の演奏後、間をおかずにアルバムの2曲目でもある「銀河鉄道の夜」の前奏が流れ出すと、ステージの袖からさだまさしさんが悠然と現れ、センターで深くお辞儀をし、本格的にコンサートが始まります。

懐かしいふるさとや懐かしい人、そして「ほんとうのしあわせ」への追憶と邂逅をテーマとしたこの曲、長期の間コンサートという場が奪われてしまったファンとの再会を祝うにふさわしい一曲です。徳澤青弦さんのチェロや、庄司さとしさんのオーボエの音色が心地よいです。

トーク1: 開会の挨拶

「どうもこんばんは、さだまさしでございます」
万雷の拍手の中、さだまさしさんによる開会の挨拶が行われます。再び音楽をすることができる喜びや、この場に皆が集えたことに対する感謝の辞、そして特別な状況での開催となるため諸々の諸注意などが行われます。

3. 吸殻の風景
4. あこがれ
5. 主人公

最近のさだまさしさんのコンサートでは、開会の挨拶の後の数曲はグレープ時代〜私花集あたりの旧ワーナー時代の楽曲からチョイスされることが多いです。
ここ数年コンサートで披露されておらず、かつ今回「さだ工務店」のメンバーとして参加しているドラムスの島村英二さんの味が活きそうな曲を2曲、そして定番中の定番「主人公」をチョイスしました。

トーク2: コロナ大変でしたね

コロナ禍に直面した皆の労をねぎらい、その中でもとくに危険な環境で従事せざるをえなかった医療関係者などに感謝の意を伝え、そしてさだまさしさん自らがこの期間に考えたことを語ります。

6. 道化師のソネット
7. いのちの理由

このコロナ禍の中で直面した様々な苦労や不安、葛藤を乗り越え、生きる意味を自ら考えるきっかけになるような曲が2曲披露されます。

コロナの時期に、個人的にとても聴きたいと思った2曲を、ここではチョイスしました。

トーク3: さだまさしの存在理由

ここからは、ニューアルバムに話題が移ります。
加藤タキさんにかけられた言葉から「存在理由」というテーマについて考えだしたこと、昨年には楽曲が出来上がっていて1年寝かした結果時代が表題曲「存在理由」のような曲を求める時代になっていたことなど、アルバムの制作に関わる経緯や思いについて語られます。

8. 残したい花について
9. 存在理由~Raison d'être~

ニューアルバムから、岩崎宏美さんに提供した「残したい花について」と、表題曲である「存在理由」が披露されます。
倉田信雄さんの奏でるピアノのスローバラードと、田代耕一郎さんのハイフレットな高音のアルペジオが印象的な曲が演奏され、しばしゆったりとした落ち着いた空間に包まれます。

バンドメンバー紹介

「311の震災をきっかけに、みんなの心を建て直すために」という理由で命名されたさだまさしさんのバックバンド「さだ工務店」
全国各地で施工(スピンオフライブ)を実施するなど精力的に活動する腕自慢の職人たちです。

そんな彼らの紹介を、それぞれの楽器のパフォーマンスを添えてお届けします。

トーク4: 平和と音楽について

「世の中が平和でなくなると、まず自由に音楽をすることから奪われてしまう」とさだまさしさんは語っています。まさにその音楽がしばしの間両手を縛られて身動きが取れなくなってしまった現状について語り、世の中を平和にするためにはどうしたらよいかについてさださんなりの考えを語ります。

そして、昨今の様々な困難への支援のため「偽善」活動として勢力的に活動されている「風に立つライオン基金」の現在の活動内容の報告と、支援の呼びかけが行われます。

10. ペンギン皆きょうだい2020
11. 心かさねて〜長崎の空から〜

ニューアルバムから、平和について、皆のしあわせについて考える2曲が披露されます。
「皆が少しずつ譲り合うことで少しでもしあわせになろう」と歌う「ペンギン皆きょうだい2020」と、被爆75周年に向けて作成された「心かさねて」

「ペンギン〜」はライブですべて表現するのは難しい楽曲ですが、ボイスチェンジャーを駆使してぜひ生で演奏してほしいですね。

トーク5: さまざまな人たちとの交流

今回のニューアルバム「存在理由」では様々なアーティストに提供した楽曲、共演した楽曲が多く含まれています。
一番代表的なのは小田和正さんと「クリスマスの約束」で共演した「たとえば」。その他、岩崎宏美さん、トワエモアさん、小林幸子さん、そして澤和樹学長など、このアルバム、そしてさだまさしさんを取り巻く様々な人との不思議な縁について語ります。

12. 無縁坂
13. おかあさんへ
14. 柊の花

小林幸子さんへ提供された「おかあさんへ」、澤学長と共演するために作成したクラシカルな楽曲「柊の花」。そして、おかあさんへの思いを込めて作られた代表曲「無縁坂」があわせて披露されます。

「柊の花」の間奏を彩るバイオリンはアルバムでは澤和樹学長が超絶技巧で演奏をしていますが、コンサートではさだまさしさんが独特の味のある演奏でそのパートを担当します。

トーク6: お別れに代えて

再びコンサートが行えたことに対する感謝、様々な困難のなか足を運んでいただいたお客さんへの感謝を述べ、そして「できるだけ近いうちにこのホールで再びお会いしましょう」と再びの出会いを誓いつつ、エンディングに向かいます。

15. ひと粒の麦〜Moment〜
EC1. 風に立つライオン

コンサートの最後を飾るのは、アルバム「存在理由」の中でもオーラスを飾った楽曲「ひと粒の麦」。2019年に凶弾に倒れた中村哲医師の生き様に思いを馳せ、「生きる」ということに真摯に立ち向かうその姿を、滔々と歌い上げます。

万雷の拍手の中、アンコールはやはり「風に立つライオン」。この困難の中、恐れずに立ち向かう皆がライオンなんだ、と、歌に乗せて強いエールを送り、コンサートは終了します。

まとめにかえて

このような記事を書いてみて、より一層、コンサートが待ち遠しい気持ちが募ってきました。
9月からは今の所コンサートの開催が予定されています。座席数の制限や換気のための休憩など様々な特例的な諸条件が課せられてしまう可能性が高いですが、それでも、一日も早く「音楽がある日常」が戻ってくることを祈ります。

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