noteが8周年になりました。
本日、noteが8周年をむかえました。
今月の後半に発表会をするのですが、いまそのための準備を社内総出でやっているところです。今日も朝からミーティングをして、まさに「喧々諤々」の議論をしていました。
先日あった人に、「加藤さんはなんで起業したんですか?」と聞かれました。そういう根本的なことを聞かれると、改めて問い直すことになります。
もともと、出版社で編集者をしていたこと。
編集者というのは、著者といっしょに本をつくる仕事と思われがちだけど、じつは本作りというのは仕事の一部でしかなくて、本質的には、著者の想いを伝えるのを手伝う仕事だということ。
クリエイターが想いを伝えるのに、今のネット社会では、本というメディアだけでは、不十分になってきたと感じたこと。
だから、ネット上でクリエイターが発信できて、想いを伝えられて、そしてそれを続けられる仕組みをつくろうと思ってはじめたということ。
そんな話をしました。
最後の「クリエイターが発信できて、想いを伝えられて、そしてそれを続けられる仕組み」というのは、noteがやっていることそのものです。ただし、クリエイターの定義は、当時と比べてずいぶん広がっていて、ほとんどすべての個人・法人がその対象になりました。
こういうことを8年も(会社をはじめたときからだと10年も)、続けられているということは、とても幸運で、恵まれていることだと思います。
社員数は160人を超えました。結婚したとか、子供が生まれたとか、学校に入ったとか、家を買ったとか、そんな話を社内でよく聞きます。「noteは街をつくっている」とぼくらは言っていますが、note社もその相似形の小さな街のようです。ちょっと不思議な気持ちですね。
これだけの長い期間、大勢の人といっしょにものづくりをして、それを多くの人に使ってもらっていることは、ぼく自身はじめてのことです。
あらためて、これまでお力を貸してくださったみなさんや、いま一緒に働いてくれているみなさんには、本当に感謝しています。ありがとうございます。
そしてもちろん、使ってくださっているみなさんにもお礼を。お使いいただき、本当にありがとうございます。
noteに関わったみなさんの人生を向上できたらと強く思っています。自分の力不足のせいでもどかしいことも多いのですが、がんばります。
会社について。
去年から今年にかけていちばん変わったのは、組織の力、ですね。
一例ですが、先日開催していた「創作大賞」のような大きなイベントに、ぼくはほとんど関わっていません。公共領域や法人への普及も、ぜんぜん関わっていないのですが、とてもよく伸びています。いまこの記事を書いているこのエディタも、すごくいい感じになってますよね。ほかにも、とてもここには書ききれない、さまざまな前向きなアクションが進んできました。
こういうのは本当にうれしいことです。コーポレートチームも会社の基礎を支えるいい仕事をしてくれていますし、CDOの宇野さんもジョインして、プロダクトを磨いていくこと、いいプロダクトを作る体制を整えることも絶賛進行中です。
また、昨年BASEさん、UUUMさん、他たくさんの会社のみなさんといっしょに立ち上げたクリエイターエコノミー協会も、先日、一般社団法人になりました。骨董通り法律事務所の福井健策先生に監事に就任いただき、さらなるクリエイターの支援にすすめていきます。
noteが支援するのは一貫してクリエイターのみなさんです。すべての施策がそのために動いています。今年もいろんなものを準備しているので、お知らせするのをいまから楽しみにしています。ぜひnoteというクリエイターの街を楽しんでいただければ幸いです。
だれもが創作をはじめ、続けられるようにする
引き続き、このミッションを達成するために、やっていきます。
読んでくださってありがとうございます。サポートいただいたお金は、noteの他のクリエイターのサポートに使わせていただきますね。