30歳前のおもしろいこ
先日、糸井さんがこんなことをつぶやいていました。
いま、30歳前のおもしろいこって、どこにいるんだろうな。「おれです!」と即時的な反応するこじゃなくて、「あいつだよなぁ」と周囲が推さざるを得ないような人って、どこにいるんだろ。— 糸井 重里 (@itoi_shigesato) 2014, 7月 25
ある時期だったら、音楽界にいたような気がするし、ある時期だったら美術界にいたような気がするし、ある時期だったら出版界、マンガ界‥‥。いま、どこか、力が溜まっているような業界ってどこなんだろう。
— 糸井 重里 (@itoi_shigesato) 2014, 7月 25
たぶんですが、いまの「30歳前のおもしろいこ」は、「コンピュータとなにかを結びつける」仕事をしていると思います。
これまでにもそういう仕事をしているひとはいましたが、どちらかというとコンピュータに比重がありましたよね。いまは後者の「なにか」のほうが中心になってきているんじゃないかな。そこが新しいと思います。
テクノロジーとデザインをむすびつけているといえば、たとえばチームラボなんかがわかりやすい存在ですが、このジャンル、たとえばTehuくんとかそうですけど、とがった若者が出てきてますよね。自分がいま学生だったら、いちばんやりたいエリアです。
テクノロジー+アートも熱いですよね。最近の現代アートは、CG+プロジェクションマッピングが大活躍です。ウォーホールが生きていたら、この分野でどんなことをしてくれただろうなと思います。
もちろん、テクノロジー+金融も。決済のような昔からあるものに、ようやく改革が起こりはじめています。ビットコインがうまくいくかはよくわからないですが、5年くらいで世界ががらっと変わりそうな気がします。
テクノロジー+プロダクトの分野もおもしろいですよね。先日Kickstarterに出ていたこの商品とか、最高です(思わず買いました)。
iPhone用小型スタビライザー「Elephant Steady」
http://japan.cnet.com/news/service/35051109/
iPhoneのセンサーを使った、簡易ステディカムのキットです。
こうなった理由は、ハードウェアの進歩やネットワークの普及が一定のところまで来たからでしょう。インフラの整備がだいたい終わったので、ソフトウェアとリアルに戦場がシフトしているわけです。
というわけで、まだはじまったばかりの「世界をデジタル化する仕事」に、おもしろい若者が集まっているんじゃないかなあと。
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