リアル デスストランディング。

2020年のゴールデンウィークを自宅に引きこもることをほぼ強制という形で迎えることなど、
私の生きている世界線ではまったく想定できなかった。
少なくとも2020年1月までは。
今年はオリンピックか、夏季休暇で出国するときは成田、凄いことになってるだろうな、
そのくらいの想像でしかなかった。

そのたった数ヶ月後、
今や会社に出勤することも制限され、
通院と生活用品以外の購入のために外出する以外、
家から出ることがなくなった。
楽しみは自宅で作る食事と、
UberEatsとコンビニデザート、
AmazonPrimeとPS4、くらいなものか。

すごいな、リアルデスストランディングだわw
同期とするオンライン飲み会と、
オンラインの連絡だけが会社に行く以外で
世界と繋がっている気がするだけの非日常な日常。


強い身分保障の仕事に転職したおかげで生活の心配は一切ないわけだが
(幸い家族もホワイト大企業勤務の兄と年金隠居のちちははの為心配はいらない)
感染の注意を払って過ごすのは流石にしんどい。

大好きな旅も飛行機も取り上げられ、
夏休みに行くはずであったシアトル、ラスベガス旅行もほぼ絶望的。
ニューヨークは9月まで学校が休校というから
おそらく全土渡航することは無理であろう。
2月まではまだ様子がおかしいな、くらいではあったが、
3月の中盤から完全な異常事態となり、
私の世界線は今も日常を取り戻せないでいる。
楽しみにしていた映画も、
行きつけのカフェも、
ずっと休業のまま。
おそらく5月末まではこのままなのであろう。
4月に企画されていた飲み会も、
GWに行こうとしていた同期との温泉や遊びも
もはや完全に幻と化した。
9年前に一気に世界がひっくり返ったみたいな、
東日本大震災を味わったのに、
今度は日本だけじゃなく、世界で、まさに世界で見えない敵と戦う非常事態になっている。

じわりじわりと世界を追い詰めてた敵と
私は今戦っているも同然だと
やっと最近認識したよ。
同時にこの非日常の世紀末感がやけにおかしくて
不謹慎と心底自分を軽蔑しながら
楽しむ他ないのかと薄々思っている。


既に第2波に備え始めている北海道を見ていると、
2020年はこの非常事態がデフォルトになった世界になったと認識したほうが良さそうだね。

ゴールを決めたら頑張れるんだが、
この事態にゴールを求めるなんて無理な話。

ただ、
経済が弱体化し、
私の大好きな航空関係が失われいくのはつらい。
どうしたら応援できるのか。
大好きなボーイング社が破産の危機と聞いて
胸が痛い。

耐える医療関係者と
ライフライン、物流等々で働く皆様へ感謝し、
今はただ収束を待つしかない、自分の無力さを嘆く。
どうかまた、
航空機が誰かの夢をのせて無事飛べる世の中になりますよう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?