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午後3時の私物語

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人生の出来事を題材に人間的な視点ではなく魂の観点から理解|小説のような随筆のような新しい創作で私物語|霊的な世界も扱いますが苦手な方は幻想文学としてお読み頂ければ嬉しく思います|
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#エッセイ

手放せ引き寄せの法則

耳が熱い。背骨の底は引き締まる。まるで立ち眩みのように、血の気が引いてゆく。 どうして、…

154

ボクが生まれた日

1958年5月1日5時53分 ボクはこの地球に生まれる それまで光溢れる霊界にいたのだ 明…

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母は今年の1月で

「そう。よかったね。だったら、あなたしか書けないもの、書かなくちゃだよ」 母が笑顔で、生…

139

走り出して止まらない

やぁ、祖母ちゃん、元気かい。 霊界の暮らしはどうよ。 オレは元気さ。 え。なんだって? 孫…

139

どこで生まれたの?

私は故郷よ。 あなたが生まれた処。 病院じゃないわ。だってそれって肉体が誕生した仮初の場…

162

幽界にあるお金の物語

(あんたは金が欲しいんだろ) 『え……たーしかに確かに』 (でもよ。なんで欲しいのさ) 『…

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ほな参りまひょか

『え。コレいいのかよ』 (かまへんかまへん) 『いや、でも、背徳的というか』 (ほんにお堅いお人やなぁ) 『やっぱ長年培った常識が邪魔する。なんせ生まれて65年、一夫一婦制の国で暮らしてきたからね』 (そうどすなぁ。65年いうたら高齢者ですもん。いったん身に沁みついた習慣やから、簡単には手放せまへんな) 『あはは~そう言われちまうと調子狂うね……ここは幽界だから時間はないか。なるほど。たーしかに確かに』 (ご理解お早いことでよろしおすなぁ。ご案内のしがいありますや。ほ