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美しさと静けさは私たちの本質ー初めての靖國神社参拝

先日、生まれて初めて靖國神社に参拝する機会がありました。

独身時代わりと近くに勤めていたのに、一度も参拝したことはなかったし、興味もなかった場所。

ただ、仕事でお世話になった植栽プロのおじいちゃんが、神社内の植物を案内してくれたことがあって、一度だけ境内に入りました。

戦争について、この神社について。
きっとそのとき、いろんな話をしてもらったと思います。
今になればわかるけれど、その頃の私にとって戦争は「単なる歴史」であり、「情報」であり、「他人事」。
ふーん、そんなことがあったんだ、と、すべてが頭を素通りしていきました。

今回は、ジャパン・イディア代表、伊藤直美さんのお話を聴いた後の参拝。
そのお話が本当に素晴らしくて、生まれて初めて戦争や、戦争時代を生きた日本の人々が、自分のDNAに刻まれた「自分事」になりました。
そんな私の目に映る境内は、あの頃とは全く違って見えて。
生まれ変わっちゃったのかな? と思ったけど、きっとそうなんだと思う。

靖國神社の境内に満ちている「気」に、私は美しさを感じました。
この静けさと美しさはどこから来るんだろう?
そう思ってすぐ、これが「許し」から来るのだと感じました。

靖國神社には、「許し」の気が満ちている。
この空間に、すべてが内包されている。
悲しみも、苦しみも、深い深い闇も。
すべてが許され、あるがまま存在している。
それは大きな大きな愛の空間でもあるし、祈りの空間でもある。

靖国神社の境内には、戦争で命を落とした動物たちもお祀りされている。

日本人のルーツは「戦わない民族」だと聞いたことがあります。
その日本人が、なぜこんなに大きな戦争をしなければならなかったのか。
その本当の理由を、私たちは学校では教えてもらえない。
戦争に負けるとはそういうことなのだと、初めて知りました。

戦争に負けても、相手を憎み攻撃するのではなく、平和を祈る。
「受け入れる力」
そこに、日本人の精神性があると感じています。

消えかけているように見えても、けっして消えてしまうことはない。
私たちのDNAに刻まれている情報だから。
美しさと静けさ、それが私たちの本質だから。

日本人が自分に宿る尊い光を思い出し、自分に誇りをもち、真の強さを蘇らせる。
これからそんなふうに、たくさんの人が本質の記憶を取り戻すと思っています。

それが私の「未来の記憶」。
そこ向かって、今を喜び楽しみ、大切に過ごしていこう。
そう心に決めた、靖國神社参拝でした。




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