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反応しない練習エクストラ〜出家的な生き方始めませんか?〜を聞いて、生き方が楽になる

1.著者について

 著者・ナレーターは草薙龍瞬(くさなぎりゅうしゅん)さんです.
 一度「反応しない練習」(KADOKAWA)を読んだことがありましたが、仕事や人間関係についてとても悩んでいた時期でしたので、とても救われたのを覚えています.
 今回、Amazonオーディブルのポッドキャスト(聞き放題)で聞きたいタイトルを探していたところ、「反応しない練習」が目に止まったので聞いてみることにしました.草薙龍瞬さんはとても話し方が軽快で聞きやすく、説明もわかりやすい方でした.時折、気持ちが入ると関西弁がでたり、エヴァンゲリオンを説明の例えに使うなど、お坊さんのおかたく難しい話ではなく、現代人でも聞きやすい内容になっていました.

2.草薙龍瞬さんの体験記

 今回の反応しない練習エクストラは2つのテーマがあり、一つは「告白編(第1回〜第5回)」もう一つが「脱走編(第1回〜第4回)」計9タイトルの構成となっています.
 草薙龍瞬さんは、ポッドキャストの中で過去の自分をあまり語りたくないとしながらも、壮絶な人生体験を語ってくれています.親子関係に苦しんだこと、そして中学生の時に家出をして上京したこと、東京大学に入ったにもかかわらず人生に絶望したこと、37歳でインドにわたり仏教を学んでまたもや絶望したことなど、包み隠さず話してくれています.
 

3.反応しない練習とは

 草薙龍瞬さんは、人生の苦しみを生むのは、心の「執着」であるということを、仏教の中で学んだといっています.「執着」とは手放せない心.どうしてもしがみついてしまう、こだわってしまう、怒りや後悔、欲望などの思いのことをいうそうです.全ての苦しみは自分が「反応する」ことから始まっていると言っています.著書である「反応しない練習」では、ブッダの教えから、仕事や人間関係の悩み・苦しみを解く方法について解説されています.反応しない練習エクストラの中でも、ご自身の体験を例に挙げながら、「執着」を捨てること、そして「反応しない」を実践することで、人生はいつからでも変えられると説いています.

4.感想

 私も39歳となり、子育てや仕事において、日々、不安やストレスを感じながら生活していましたが、今回、この「反応しない練習エクストラ〜出家的な生き方始めませんか?」を聞いて、自分自身の心の執着こそが、不安やストレスを生み出す原因になっているのだと気づかされました.今から頭を丸めて出家することはできませんが、自分の心の状態を観察しながら、執着を捨て、心を軽くして生きていけるよう、練習していきたいと思います.ポッドキャストを通じて、草薙龍瞬さんに出会えて、また生き方を学ぶことができたことにとても感謝しています.

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