伊勢土産の最適解「絲印煎餅(いといんせんべい)」を知っているか

三重県伊勢市。
パワースポットとしてお馴染み、伊勢神宮のある場所ですね。

私は東京在住ですが、母が伊勢の人なので、毎年伊勢市に行き、伊勢神宮をもはや適当に参ってます。
年始にも、時間あるし、行っとくか……今年もヨロです…な気持ちで初詣してきました。

そんな気持ちで毎年参っているので、困るのが会社へのお土産。
私が見つけたお土産の最適解が、絲印煎餅(いといんせんべい)です。


伊勢神宮といえば、江戸時代には伊勢神宮に集団で参拝に行くのが大流行したそうで。
これが「おかげ参り」と言われています。
伊勢から東京まで、歩いて片道15日だったそうです。
そんなに時間かけて行ったら、ちょっとしたラッキーも全部「おかげ参りしたからや!!」って思い込んで元を取りたくなりますね。

そんな長時間歩いてきた参拝客をもてなすために生まれたのが、伊勢名物の「赤福」です。
「赤福」は、すごい甘いのに重くない、なめらかなこしあんに、プレーンな餅が包まれていて不思議なおいしさがあります。
名古屋、大阪あたりでも売ってるので、食べたことがある人も多いかもしれませんね。

めちゃくちゃおいしいのは確かですが、重たい上に賞味期限が3日、さらに個包装にもなってないということで、お土産には向きません。

「赤福」の起源がそうだったように、伊勢はルーツが参拝客もてなし菓子だったものが多く、スタミナ重視なのか餅系あんこ系お菓子が多いんです。
「岩戸餅」「二軒茶屋餅」「へんば餅」「太閤出世餅」「神代餅」とかですね。

それとは一線を画すのが「いといんせんべい」です。
甘くて小さい、小麦粉を焼いたクッキーのようなせんべいで、軽ーい食感。何だか懐かしい味がします。
食感と同じように、箱入りでもすごく軽いんです。

そして、18個、24個、36個入りなど個包装でたくさん箱に入ってるものが売っていて、会社にばら撒けと言われているかのようなお得感。

しかも、個包装で1つの包みに8枚くらい入ってます。まんじゅうとかオーソドックスじゃない感じもいい。良すぎる。

1枚1枚に焼印が押してあってかわいいし。

あと、これは伊勢神宮に天皇陛下が参拝された時の献上菓子だったというしっかりとしたバックボーン付き。最高。
包紙がちゃんと紙!って感じなのもうれしい。

そんな最高ないといんせんべい、伊勢神宮の最寄駅、伊勢市駅や宇治山田駅で買えます。
私の記憶では伊勢神宮近くのお土産ショップとかにはなかったので、駅で買ってください。

これがまだあんまり知られてないので、会社に持ってくとなんかいいねって感じになります。
ぜひに。

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