日記③

「ねぇねぇ、コレ知ってる?」
「なに?あー……○ケモンGO?」
「違うよ、○イキングGO」
「コ○キング……GO?」
「ほら、これが最高レアリティの『ピチピチ跳ねるコイ○ング』だよ」タップ
ビチビチビチビチビチビチッ
「うわっ、なになに。なんか目の前から音するんですけど」
「え?そりゃそうでしょ。だってそこにいるじゃん」
「いや、画面にはいるけど……明らかに目の前から音してるのおかしくない?」
「?」
「なんで伝わらないんだよ」
「おー、よしよし」スリスリ
ピチピチッ
「喜んでる喜んでる」
「目の前に明らかにいるんだよなぁコレ」
「今日はさ、駅の方でレイドイベントがあるんだよね。それに行きたくて」
「あー、そうなんだ?でもなんで私も誘ったの?私、それやってないけど」
「ウチのコイキ○グまだ強化し足りなくて。レイドまでに強化しておきたいんだ」
「いや、だから……私それやってないし、どうやって強化するのかもわからないんだけど……」
「強化方法はいくつかあるんだけど、時間も無いし、一番効率の良い方法でやろうと思って」
「一番効率の良い方法?」
「うん。やっぱさ、コイキン○とは言え、ポ○モンもモンスターなワケじゃん」
「まぁ、そうだね」
「モンスターを強化するにはやっぱり」
バクッ
「…………は?」
「ごめんね~、助かる~!これでレイドでも活躍できるくらい強化できそう!」
「え、いやいや、え?私の、腕?え?」
バクバクッ
「う、うわあああっ!?私の腕!あ、あああああっ!?」
「うるさいなぁ。○イキング、頭からいっちゃお?一番強化効率高いんだし」
「や、やめてやめてお願いやめ」

バクッ

「おっ、技の『はねる』のレベルが上がった!ラッキー♪」

お題―—『ピチピチ跳ねるコイキング』

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胡乱日記のお題を募集中!単語でも1フレーズの文章でもなんでもいいので送ってもらえれば何かを出力します。なんか創作料理の店みたいな一文だぜ。よろしくお願いします。

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