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SNSの悪夢

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SNSの所為で悪夢に陥った男の話です。
運営しているクリエイター

#彼女

【小説】SNSの悪夢

自分で膨大なSNSの波の中を見続けていると、急に話題の主になったりして、自分を見失ったりす…

内山祥子
1か月前
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【小説】SNSの悪夢

見つけた~、見つけた~、秘密の日記を見つけた子供の様にそう考えた、 彼女の隠してきた本音…

内山祥子
1か月前
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【小説】SNSの悪夢

ここまで調べた事は無駄だったかもしれないな、自分が調べたとなると法律上は問題になるかも知…

内山祥子
2か月前
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【小説】SNSの悪夢

彼女と話し合いをするつもりだったのに、電話の途中で切ってしまった。 感情の赴くまま物を言…

内山祥子
3か月前
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【小説】SNSの悪夢

「証拠が有れば良いけどね、ぜひとも出して欲しいもんだね。」厭味ったらしく答えた。 「だっ…

内山祥子
3か月前
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【小説】SNSの悪夢

知らない電話番号から電話が掛かってくると、いつも取るかどうかで悩む、下手なセールスや投資…

内山祥子
3か月前
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【小説】SNSの悪夢

彼女を探すのは骨が折れた、自分は彼女の何を見て、何を知って居たのか?自分に問いかけてみる。 本当のところは何も知らなかったのだ、彼女の気持や考え方を想像したことも無かった。 彼女も自分にぞっこんで、だから結婚して一緒に居るんだと、信じて疑わなかった。 夫婦は親や兄妹よりも近い存在で、他人であって他人で無い愛情というもので繋がったものだと考えていた。 それが間違っていたのかも、彼女に聞かなければならない、彼女の方は好きでさえなかったのかも知れない。 難しくても彼女を探

【小説】SNSの悪夢

時間が無い、ゆっくりして居れば良かったのに、とんでもなくタイトな仕事になった感じだ。 早…

内山祥子
4か月前
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【小説】SNSの悪夢

夫が逮捕されて、弁護士との連絡や仕事で何時もより忙しくしていて、携帯を見る暇も無かった。…

内山祥子
4か月前
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【小説】SNSの悪夢

「ふぃいふぃとですよ。」パスタを口に運びながらなので、言葉が変になる。 食べたくて仕方が…

内山祥子
5か月前
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【小説】SNSの悪夢

「あなたは痴漢が居ると知っていて乗ってたんですよね、何故大声を出したりしなかったんですか…

内山祥子
5か月前
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【小説】SNSの悪夢

あっけらかんとした言葉に作った笑顔が引っ込んでゆく。 「私が襲わないと考えているんですか…

内山祥子
5か月前
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【小説】SNSの悪夢

彼女からの連絡は直ぐに来た、自分の連絡を持っていたのだろう。 『解りました、駅の方に向か…

内山祥子
5か月前
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【小説】SNSの悪夢

SNSで叩かれると、人間不信に陥る、知っている人間では無い、叩いている人間も自分を知っていて叩いているのだ。 ネットの世界ではそれが真実か、そうで無いかは問題にならない、そんな事よりも自分の中の正義に従って居たら良いと考えているのだ。 口の中に苦い物が広がる、これは自分の置かれた状況が苦さを感じさせている、何も口には入って居ないのに。 苦さは疑惑の味だ、だから名刺を渡した本人がそこに居ても、この人間は若しかしたら怪物なのでは無いかと考えてしまう。 そう言っても、自分の