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宇宙にまかせていると願いが叶う不思議

noteを書き始めて自分の人生を振り返ってみたら、いままで、大きな節目となるようなことは自分からつかみ取りに行ったのではなく、自然にまかせていたら向こうからやってきたことに気づきました!

失敗のお陰で音大に


わたしは幼稚園でオルガン教室に通い、小学校からはピアノを習っていました。でも、特別な英才教育ではなかったし、町のピアノの先生に習っているけど練習は嫌いという普通の子でした💦 それなのに、あるとき「音楽は好き? 音楽の学校に進みたい?」と先生に聞かれて、「それもいいな~」と軽い気持ちで「はい」と言ったことから、音大受験の先生のところにバスと電車を乗り継いで、毎週通うことになりました。


ピアノを習っていると年に一度くらい発表会がありますが、中学生のときの発表会で、大失敗をしたことがあります。

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そのときのことはいまでも覚えています。舞台上なのに心ここにあらずで、はっと気づいたときには、ソナタの再現部を弾いている筈なのに提示部(この二つはそっくりです💦)を弾いていたんです! 「間違えた」「どうしよう」と内心焦ったのですが、そのまま弾いているうちに再現部に戻ったお陰で、とりあえず無事に終わりました。


このとき、どんな風に修正したのかは、自分でもまったく覚えていません。というのも、頭で考えて「ここをこうしよう」とした訳ではなく、音楽が流れていく中、演奏を続けていたらなぜだか元に戻ったからです。神様、宇宙のお陰としか思えません(#^^#)


ちなみに、演奏中に間違えた場合、一番良くないのは止まってしまうこと。間違えてもなんとか取り繕って最後まで続けるのが鉄則です。これは、演奏に限らず、お芝居でも踊りでも講演でも、舞台に立っているときは共通ではないかと思います。


そのときのわたしは「間違えた」「失敗した」と思ったのですが、先生は「知らない人なら間違いに気づかないくらい上手に修正した」「耳がいい」とほめてくださり、「楽理科に向いている」と言われたので、びっくり! 発表会での失敗が音大に進むきっかけになるとは、不思議な展開ですね。


楽理科という科があることすら知らなかったわたしは、ピアノは下手だし、他に行く科がないのだろうくらいの気持ちでしたが、実は、音楽学部の中で唯一、音楽を研究するという特殊な科でした(音楽学とも呼ばれます)。演奏よりもずっとわたしに向いていたのですから、多くの生徒を見てきた先生の見る目は確かだったのです。そうして勧められるまま、それまでのピアノやソルフェージュに加えて、受験のために和声や論文、英語の勉強をはじめました。


突然難病に! そこで起きたこと


ところが、その後難病になって先生のところに通えなくなってしまいました。普通ならそこで断念するところでしょうが、先生のご厚意で、作曲家のお嬢さんが東京から横浜のわたしの家まで教えに来てくださることになったのです。いま思えば、ここでも宇宙のサポートが入ったとしか思えません。出張レッスンもそうですが、ピアノとソルフェージュはさておき、和声まで教えるには作曲家が最適だったからです(^^) 毎週日曜日に自宅でレッスンを受けるというありがたい状態のお陰で、無事に東京藝大に合格することができたのだと思っています。


実は、受験のときもなんとなく本番の気がしないまま試験を受け、一次の発表は声楽のところを見て落ちたと勘違いし、二次の実技では安川加寿子先生という偉い先生とトイレですれ違ったお陰で、あがらずにピアノを弾くことができました。なんとも真剣味のない感じですが、わたしとしては大真面目でした(#^^#)


卒業後もご縁に恵まれて


大学の頃は絶不調だったため、卒業後は就職せずに家でのんびりしようと思っていました。ところが数年して、大学の同級生に「家が近いからどう?」と東大の標本室での仕事を紹介され、アルバイトをすることになりました。


そこでの仕事は体にも負担がなく、気に入っていました。あるとき、解剖の先生が海外から持ち帰った標本の作り方の文献を訳してみないかという話になり、それまで触ったこともないワープロを使って初めて翻訳をしました。

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これをきっかけに家でもワープロを使いはじめ、いまはそれがパソコンに代わり、なくてはならないものになっています。


そして、ここではじめた翻訳はやりたかったことでもあり、わたしの翻訳家としての第一歩になりました。まさかの展開です(#^^#)


そうこうするうちに、愛読していた雑誌の読者の会でお声をかけていただいて、週に2日は編集長さんのお手伝いをすることになり、その仕事も、形は違いますが、いまでも続いています。


開運は人のご縁でやってくる


これまでの経験を振り返って、この言葉は本当だと実感しています。そして、この「ご縁」をもたらしてくれたのは、神様、宇宙なのだと思います。


前に書いた「闘わない」生き方は、言い換えれば、来たものを受け入れること。わたしの人生でいえば、自然の流れで目の前に来たものを受け入れたら、それがチャンスだったという訳です。


いまで言えば引き寄せであり、宇宙におまかせしたお陰です。


わたしたちのちっぽけな頭とは桁違いの宇宙におまかせした方が、ずっと良い結果になるに決まっていますね。でも、頭ではわかっていても、実生活では「おまかせ」できないことが多いのではありませんか?


もっともっと宇宙を(ということは最終的には自分を)信頼して、「全面的に」おまかせして生きたいものですね~!!


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