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2019ふりかえり①_服

微妙なお年頃

30半ばくらいから、洋服屋さんに行ってもピンとくるものが少なくなった。
「かわいい!」と思って買った服が、いざ着るとかわいくなかった。
これまでそのお店だけで済んでいた買物が、そのお店の雰囲気と合わなくなった。
Tシャツが似合わない。昔買った服がキツい。

そんなことが続くようになった。

微妙な仕事

サラリーマンを辞めて(とはいえ、前の職場も自由な服装だった)、
フリーランスになって、社長になった。
お客様は、公的機関や企業、飲食店、個人と様々。打合せも1日に数件。
ここではきちんと見えるように、ここでは個性的に見えるように、
お店に立つときは清潔に。

考えれば考えるほど、わからなくなった。

結果、着るものがない

仕事でもちゃんとしたやつ。仕事でもきれいめなやつ。
遊びでもちゃんとしたやつ。遊びでもきれいめなやつ。

打合せと打合せの合間で着替えに帰ったり。
急遽、ジャケットを買ったり。

お洋服難民。
「何着てても私は私」というほど、肝は据わってない。
借りれるものなら、洋服の力でも借りたい。

神、登場

1年前、行政の会議に呼ばれた。
無難なジャケットで、上も黒、下も黒。

存在は知っているけどあまり話したことない、くらいの先輩女性とたまたま帰り道が一緒になって、焼き鳥屋に入った。
内装のデザインをしていて、社長で、いつもかわいらしい。
洋服はきれいなのに、ポイントがある。そんな人。

お酒の勢いに任せて相談すると、
「ジャケット、だめ。まず、猫背、だめ。そでの長さ・・・だめ!」
と、だめ出しの嵐。

涙目で、だったら買物について行ってください。とお願いした。

格言、あらわる

買物は(私にとって)斬新だった。
ショップは沢山まわれ。
流行の色、形、気になったものは試着しろ。
着回しを考えろ。
手首・足首・首を出せ。

すでに、2回一緒に買物に行ってもらった。
その結果、一緒に購入した服は会った人に必ず褒められるようになった。

「ジャケットを脱いだら、デートに行けるような服を買え!」
もう少し、勉強が必要なようです・・・。

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