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カメラについてのあれこれ

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フィルムカメラが好きです。 iPhoneも好きです。
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5年という歳月を、写真によって”変化”を感じた|静かな漁港

5年ほど前、 小学生の頃からの幼なじみと、思いつきで四国へふらっと旅に出た日のこと。 季節は春だったか秋だったか、忘れてしまったけれど あまり暑くない季節で、旅の最中はいつも曇り気味の空だった気がする。 パキッと晴れて、空気が澄んだ空が良かったな。 少し霧がかった灰色の空をみて、 そんなことを思っていた。 小豆島、豊島、直島あたりを巡って、 「そういえば小豆島を”あずきしま”って読む人いるよね」 みたいな、くだらないけれど、 どうしても笑っちゃうような話をたくさん

小さなFUJIFILM tiaraで写す、日々の思い出|#コンパクトフィルムカメラ

ちょっと前の私は、 大きくてカッコいい、いわゆる”一眼レフカメラ”が好みで、 どちらかというと コンパクトサイズのカメラには、あまり興味がなかった方。 理由は、 一眼レフで撮る写真は”間違い”がないから。 思い描いていた情景を、 思い描いていたように、 ネガフィルムに記録してくれる。 合わせたいピントのところ、ぼやかしたいところ、 明るさの調整や、画角など、思い通りに写せる。 けれど、そんな優等生カメラは、 どうしても重い。そしてかさばる。 小さなバックには入らない

NikonNFM2で残す、家と暮らし

初めて手にしたフィルムカメラはNikonのFEというカメラで、 父が使っていたカメラを貸してもらってから そのまま返さずに、私のものになっていたりする。(借りパクともいう) 写真の専門学校へ進んでからも、 デジタル一眼レフカメラが主流になった時代の中、 NikonのFEをメインに、フィルムカメラ一筋で作品を撮っていたくらい、 お気に入りで大切にしていたけれど、 ある日からシャッターが気分屋になってしまい、 機嫌よくシャッターがおりる日と、不機嫌でシャッターがきれない日があ