ニガテなあなたへ「ありがとう」【ポレポレな日常/第7回】
「掃除のおばちゃんと仲良くしたって、なんの役にも立たないだろ?無駄じゃん」上司から優しい笑顔でそう声をかけられた。毎朝会う清掃スタッフの方と挨拶を交わし、軽く雑談している姿をみていたらしい。キョトンとしたわたしの顔をみて、上司はさっきよりも優しい口調で「ちゃんと先を見て動かないと」と続けた。
当時の私はテレビ局で働いていて、そこで出会う人との繋がりはその後
仕事に大きな影響を与えることはわかっていた。そんな自分の立場を有効に活用できていな私を心配して、助言してくれたのだろう