15歳でプロレスラーを諦めて夢を手放したら、24年後に突然デビューできた話【ポレポレな日常/第10回】
幸せすぎて「たった今、人生を終わりにしたい」と思ったことがある。その瞬間があまりにも素晴らしく、色褪せてゆくのがもったいなくて。
人って、幸せな時にそんな感情になることがあるんだと驚いた。
幼い頃からずっとプロレスラーになりたかった。当時、全女(全日本女子プロレス)の受験資格は15歳。その日を目指して小学校から中学3年までの間、100回の腹筋を欠かさず、リングに上がる自分をイメージトレーニングする毎日だった。
ようやく入団テストを受けられる年齢になり、自信満々で申し込む