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2024年4月30日フェスティバルホール「the TULIP アンコール公演」

姫野さんの控えめな「やっほ~」から大阪の2日目がスタート!

この日の衣装は上田さんが牛さんシャツ、姫野さんが黒のフォトシャツ、宮城さんがレインボーカラーボタンシャツ、財津さんが濃紺シャツ&ブラックデニムでした。

1日目と同じように田中さんのタンバリンと客席の手拍子とのズレが…2日連続だとこれは、会場の構造によるものですね。

「はい、皆さん、またお会いできましたよ」はい、前日ぶりです(笑)。
「皆様もだいぶ年をとりましたね(笑)。僕らホントに歳を取って、取ってしまいました。でもね、こうやって皆さんが集まってくださるんで、最後までない力を振り絞って頑張ってみたいと思います!さいごまでお付き合いください!」歳を取ったをそれほど強調しなくても…😅。
そしてMCの後に後ろに下がって、さり気なく袖のスタッフさんにマイクあげの指示をする財津さん。
う〜ん、この仕草がかっこいいんだなぁ。

ツインボーカル曲はこの日も後奏の宮城さんベースに👉👉。そして嬉しそうに得意げに弾く宮城さんなのです。

「皆さんこんばんは。僕がここで座っているのを不思議と思っている方もいらっしゃるかなぁと思いまして、ちょっと説明をしますと…」と定番化している転倒のお話。
「もうずいぶん良くなりました。最初はホントに杖を付きながらステージをしていたんですね、今はもう歩けます!」ここで会場からの拍手が👏👏に「おおきに!」と応える姫野さん。前日のアンコールの時の関西弁よりもごく自然な感じの「おおきに」でした(笑)。

「52年前くらいに僕ら上京して、その頃、博多の田舎とは東京とは違って見えていて、すごいな、すごいなぁ〜、すごいな〜って毎日言ってました。それが4年続いたんですけど、5年経つと少しになってきて、気持ちに余裕ができた頃に故郷を懐かしんで作った曲です、聞いて下さい」との姫野さんMCでは毎回の事ながらこの「すごいな」や「何年も何年も(他の会場にて)」がツボな財津さん、なにやら小泉さんと笑ってゴニョゴニョしています(笑)。

スタンディングな曲では宮城さん、財津さんの🫱🫱が定番化?

安部さん曲の間奏では座ったまま小泉さんを笑わせるのに飽きた?のかおもむろに立ち上がってドンブラコと船を漕ぐマネをする財津さん…イヤイヤ、曲の真っ最中だし、間奏明けあなたのパートだから!(笑)

上田さんの曲では尾上さんのギターに「いいね!」な表情の財津さん😊。

さて、この日の生ギターコーナーは…。
暗転時はいつもの「財津さん」や「姫野さん」だけではなく「和夫ちゃん」や「姫さま」なんて掛け声も…(笑)。

「はいはい…」といってコーナーを初めようとするもギターストラップが気になって「もう一回やり直します」とストラップを直す財津さん。
ここで姫野さんが耳に手を当てて、客席からの「掛け声」を煽り、またまた会場から掛け声(笑)。
「スイマセン、おまたせして。表と裏にこだわりがあるもんですから。大丈夫ね」と
珍しい「財津さん待ち」の時間でした。

「このコーナーは生ギターコーナーと呼ばれておりましてTULIPの名物コーナーって言いたいんですけど、ところがどっこい、下手したら呆れられてるコーナーです。でもやるんです!」と財津さん(笑)。
「このコーナーは皆さんが参加してもらいながらね、楽しくやろうといていくコーナーなんで、つまんないなと思ってもそんな顔しないで、これは皆さんの責務ですよ!盛り上げるか盛り上げないか」ということなので、今後は責務で盛り上げていきましょう(笑)。

「上田でございます。昨日もこちらでステージがやったんですけど、終わって串カツの『だるま』に行きました。しいたけ、チーズ、ししゃも、ぶた…」上田さんの発言にあわせて「ますっ」「しいたけ」「チーズ」「ししゃも」と上田さんのマネをしながらチャチャを入れる財津さん😅。しかし、上田さんは完全スルー(笑)。
「忘れましたけど14種類ぐらい食べましたね。部屋に戻ったんですけど、鰻がおいてあったんで食べてしまいました!」なんと、串カツのあとの鰻😳!上田さんの胃袋、若すぎる!

「さぁ、え〜このコーナーの1曲目は…」上田さんの話の転換時の「さぁ」のボリュームが大きすぎて「びっくりした〜」と驚く財津さん(笑)。

テツくんのお話は夕方に帰ってこず、翌朝木戸に穴を開けていたお話。
その話の中で、テツくんの鎖を外す時に「(嬉しくて)『わわわわん、わん』とグルグル回りながら、周りの傘とかを全部倒していく(笑)。「わわわわわわわわわわわん』」と嬉しそうなテツくんの真似をする上田さんが可愛かったです🥰。

その話がおわって楽曲タイトルを言う時に「さぁ、…」。またまたボリュームの大きい「さぁ」に「びっくりした〜」と驚く財津さんなのです(笑)。

「次は私の地元ネタ謎掛けコーナーです!」と宮城さん。
会場からの拍手に「拍手少な!」とツッコむ財津さん😅、そこは多めに見てあげて〜(笑)。
「昨日、このコーナーでのやったネタが結構ウケたんですよ。今日も同じものをやろうと思ってたんですけど、私のプライドが許さないので(ここで財津さんが「カッコイイ!」とチャチャ入れ(笑))、夜中、鰻弁当を食べながら考えました!」と前日の使いまわしではなくちゃんてと新ネタをやる模様。
とは言え、前日来てなかった人のために高評価の前日のネタも披露😅。
会場は大拍手も「良かったね。昨日聞いたんでそれほどでも…」と財津さん(笑)。
さてさて、新ネタ。
「大阪城にいた豊臣秀吉がたくさんの綺麗な女性、姫を住まわしています。そんな秀吉」とかけて「ヒット曲を歌っているメンバーが2人もいるTULIPは素晴らしい」ととく、そのこころは「ひめの(姫の・姫野)かずを(数を・和夫)誇りに思っています」なかなか考えた謎掛け!メンバーからも👏。
「初めて聞くと新鮮だね。さっきの(前日のリピート)は全然なんか飽きたもんね」と財津さん、前日これなかった人用なので許してあげてください(笑)。

「さて、TULIPという名前なんですけど、ホントに可愛い名前を付けてしまったなぁと後悔もあり、また、これで良かったのかなぁとの思いもありで、複雑なところなんですけども…」とまたまたバンド名ネタ。

「デビュー当時は女子のバンドだと思ったから仕事入れたんだよ、とクライアントに言われたりしまして、さみしい思いをしたこともあったんですけど。それはそうですよね、こんな顔した汚い男たちがTULIPってちょっと不自然だったかなぁと。ず〜っとそういう思いがありまして、今度のツアーでバンド名を替えたらどうかという話をし始めたんです。チケットも残すところコンサートも少ないですから、またプロモーションしてチケットを売る必要がないかなあ、けっこう売れてるよ。パンド名が変わったところでイケんじゃない!という話しになりまして、じゃあ『パンダ🐼』にしようか…」いつの間に全員合意でパンダに変わる話になってる〜(笑)。

「そりゃそうですよね、パンダだと言ったら可愛い印象があるけれども、老若男女に愛されるじゃないですか、それが魅力ですよね。で、TULIPからパンダに変わるわけでございますけど(笑)。昔ね、僕たちアイドルにされようとしたことがあるんです。写真撮る時に顔をぐ〜っとくっついてけね、人数多いですから1枚の写真に離れて写ると顔が小さい写真になるわけですね。だからぐーっと顔を寄せて、このくらい近くに姫野くんの顔があって、思い出しても吐き気がするんですけど(笑)。その時にニックネーム、愛称をつけることになりまして『ガーリー』『タッチー』、僕はつけようがなかったのか『お前何がいい?』と言われて『ザッチー』かなぁって言ったんですけど汚いと言われて、僕、地味なんで『ジミー』に一応なりました、誰も知らない知らないと思いますけど(笑)。この人(宮城さん)は1979年、TULIPの途中で、中途で契約をしたので、その頃はアイドルを脱却していまして、この人には愛称がないんです。まぁ、これからパンダになったわけですから(えっ、パンダに「なった」の??)、一応ね、パンダですから可愛い名前、愛称でね、呼んでもらいたいのがあるんですよね…」アイドル路線を脱却したのに可愛い愛称で呼んで欲しいの?と思いつつ…😅。

「一番向こうの人はガーリーと言いましたでしょう、『みやび(雅)』と書いて不利益の『利』(絶対に「利益」と言わない財津さん(笑))で『まさとし』なんです。音読みして『ガーリー』になったんです。今回、その『利』をとって『リンリン』。可愛いでしょう?パンダっぽい感じがするでしょ。かつてリンリン・ランランっていたじゃないですか(それはパンダじゃなくて双子デュオでは…😅)、トントンもいたでしょ、『ン』がつくのが多いですね。だからこの人も姫野達也ですよね、『タッチー』だから『珍珍(規制にかかるといけないので(笑)漢字表記にしました🙇(笑))』しょうがないですよね、流れでこうなってしまいます(笑)。この人はニックネームがないので、宮城伸一郎なんで『ギ』を取って『ギンギン』。強そうな感じじゃないですか(笑)。私はどうでもいいんですけど…ついでに言っておきますね、面白くないですよ。『ジミー』だから『ミンミン』。面白くないけど可愛いでしょ。(上田さんから)可愛い、下品、可愛い、下品(笑)」前日と違う愛称だと思ったら…😅。下ネタを言う時の財津さんは、まるで子供のようなのでした(笑)。

2部は大盛りあがりなスタンディング曲でスタート!

青空の曲の間奏では尾上さんに「(声は出てなく口パクですが)うまいね!」と言う財津さん😊。

神様な曲のあと、ギターを軽くジャンと弾きワンフレーズを歌う財津さん。やっぱり5日聞きたい財津さんバージョン。
「声がいいよね、甘〜い感じ、他の誰でも真似できないような、濃いレモンを絞って、砂糖を入れるだけ入れて、そんな味のするような声でございます」と財津さん。
「他の誰でも真似できないような」というのは確かだと思います。姫野さんの甘い歌声は唯一無二。

「この声で1973年にTULIPは大ヒットを生みました。僕のおかげじゃないです、ここに鎮座まします『珍珍』、あっ、言っちゃいけなかった、がヒットさせました」またまた、あの愛称で姫野さんを呼ぶ財津(笑)。

「1曲目、2曲目は僕がリードボーカルで歌ったんですけど、どういうわけか上手くいかなくて(笑)、で3曲目に背水の陣で作った歌が大ヒットですよ!1位になった時は本当に嬉しかったですよ。そのおかげで全国回ったんですよ、色んな所行きましたね。まだ、コンサートという言葉がないのかなぁ、『コンサート』ってねクラシックの世界で使ってた用語なんです。ポップスの世界は『リサイタル』って言いましたね。時代はドンドン変わっていきまして、ツアーをドンドンやっていくうちに、コンサートって呼ぶのもリサイタルって呼ぶのもなんだから、TULIPは『ライブアクト』と呼ぼうということを事務所のお偉いさんが言いまして、で、ライブアクトって付いたんですよ〜。アクトがとれて最近はライブ、ライブって言ってますでしょう」久々に「ライブ」という言葉の生まれたお話。「ライブ」って言葉があるのはTULIPのおかげと言っていいと思います!

「色んなことを思い出しますよね。酷いコンサートの時もありましたよ。ちょっと地震で揺れたのかなぁ、モノが落ちてきたりしてね…。思い出せば沢山ありますけども、次の思い出の話は次回、倉敷とか、名古屋とか、福岡とか、そこにいらっしゃれば話したいと思うんですけど…」なんという宣伝(笑)。でも、どこもチケット完売状態なんですよ😅。

「この曲を皆さん一緒に歌って、いただくような曲ではないかなぁ、どうかなぁ…。でも、皆さんが一緒に歌っていただければ楽になるという(笑)。よろしくお願いしたいと思います」という財津さんの言葉に、いつもは歌わないこの曲をこの日は思いっきり歌いました!

雨の電車な曲ではやっぱり口ずさむ財津さん。いつか聞きたい財津さんバージョン。

「どうもありがとうございます」大きな拍手が起きると「拍手が起きましたね〜。なんで?いいコトしたかなぁ?」と財津さん(笑)。
「みんな言ってますよね、50年、50年って。あっという間ですよね。今回50年だからやろうって、なかなか決心がつきませんでした。出来るのかなホントに、ジジィは出来ないんじゃないかなって、色々と逡巡がありましたが、でも、皆さんが『やったら!』って言ってる声が聞こえてきて、20代の頃に歌っていた歌ですよ、同じように歌えるハズがないじゃないですか。だから恥も外聞も捨てて、それでいいんだって思った瞬間があったんですよ。あ、いいんだ、下手でも、ダメでもいいんだ、っていう階段をひとつ上がったところで決心がついて、全国をやれるならやろうね、という話になりました」こんな風に財津さんが、50周年のツアーをするにあたっての心の葛藤を語ることってなかったんじゃないかなと思います。色々と考えて「ダメでもいいんだ」って思えるようになってくれて本当に良かったと思いました。

「やり始めて20数本ですよ、一昨年始まったんですよ、だからもう50周年と言っちゃいけないくらいになってる、50周年とついているとちょっと恥ずかしくなったりするんですけど(笑)。52年かなぁ、なんて(笑)。終わろうとした頃に、マスクして皆さん歌えない、それから嬉しい悲鳴なんですけど、まだみてない人がいる、こんな来てくれたのにまだ見てない、見たい人がいるんだという声を聞いて、もうちょっとやろうかっていう気になりましてね、それで追加公演が決まったわけですよ。追加公演だから何本かなぁと思っていたら、気がついたらものすごく入ってまして、沢山出来ることは僕らにとっては嬉しいことですし、やれるうちにやっておかないとという思いがありましたから、よ~しやろう!という感じで始めましてね。皆さんも来て下さって、だから成立しているわけで、本当にありがとうございます、心からお礼を、改めて申し上げます🙇」財津さんが思ったように追加だから…と思ったらすごい量で私もビックリしました(笑)。でも、どの公演も年齢を感じさせないパフォーマンスで毎回感動しています。全然「ダメ」じゃないんです!

アンコールで出てきてギターを抱えた財津さんが「この曲は合図は『いってみよ〜』なんだけど、皆さんに今日は言ってもらおう!」と言ったので、客席全員での「いってみよ〜!」でスタート!
こういうスタートもいいよね、スゴイ良い思い出になりました!

財津さん、1曲めの後半はギターを下目で弾きながら歌います。

「みんなおおきに!3階の人もおおきに!2階の人もおおきに!1階の人もおおきに!」と前日に引き続き姫野さんの関西弁(笑)。
「みんな愛してるで〜!」この一言でやられちゃった人も多いハズ🥰。
「今日もめっちゃ楽しいわ〜!もりあがるで〜!ゴーゴーゴー」姫野さんの一所懸命な関西弁がめっちゃいい!!なのです。

指輪な曲も大盛りあがりで皆で大合唱状態になりました!間奏は宮城さんが上手、真ん中に移動、注目を浴びている宮城さん、ちょっと気持ちよさそう(笑)。

「次の曲も大きな声で歌ってもらうよ!良いかな〜!」の財津さんの声に客席からは大きな「イエ~イ!!」の声、もう
めっちゃ喉がどうなってもいいやってくらいに大声で歌いました。
財津さんのギターくるッは相変わらずカッコイイ!!

アンコール3曲が終って、メンバーが袖に帰っていく中、イスに座ったまま「おおきに!おおきに大阪!まだ終わらへんで〜」と姫野さん(笑)。
帰らなきゃいけないと気付き「乞うご期待」と言う姫野さんに、ボソッと「ほな、帰りまひょ」と言った財津さんがツボでした(笑)。
そして財津さんと宮城さんに連行されるようにして袖に帰っていく姫野さんなのでした(笑)。

セカンドアンコールの財津さんはありがとうTシャツで登場!
「みんな一緒に歌うてな〜!ほないくで〜!」の姫野さんの掛け声でオリコン1位の曲を会場全体で大合唱!!
客席からの大きな歌声に嬉しそうな姫野さんなのでした。

メンバー紹介の後「ホントにね、失礼な事やら、下品な事やら、失礼いたしました」と財津さん。この日はニックネームトークがあったので、「下品なこと」がプラスされてました(笑)。

「長くやってきましたけど、ここまでこれましたのはね、本当に皆さんの笑顔やら拍手やら、それにずっとつられていくというその確信というのでしょうか、そのおかげで今日までやってこれました、ありがとうございます!」この言葉に会場から大きく長い拍手。それに応えるように財津さんがお辞儀をします。

最後の曲は笑顔で歌いたいけど、財津さんの言葉でフェスティバルホールでの思い出が頭をぐるって回って、笑顔でいたいのに涙がでてきちゃうという泣き笑いでの最後の曲の大合唱となってしまいした😅。

でも、間奏で財津さんが姫野さんの右肩を後ろからトントンして、頬をツンツンするのを仕掛けたのに、姫野さんがまさかの左からの振り返りで財津さんが「マジで〜」って感じで姫野さんの天然にヤラれていたのはしっかり見ました。やっぱり姫野さん最強!!

曲が終って前に1列に並んで挨拶をする時に、こらえきれなくなってウルウルしちゃう財津さん。やっぱり大阪は思い出がいっぱいあるんだよなって思いました。

めちゃくちゃ盛り上がって、めちゃくちゃ感動した大阪2日目のコンサートでした~!