3行じゃない日記(2024年3月15日)
今日は愛猫の手術前検査だった。
12日の予定を急遽、今日に変更してもらった為、9:15にしか予約が取れなかった。
自宅から動物病院までは電車とタクシーを使って片道1時間かかる。通勤時間と被ってしまうので、駅は混んでないかなーとか、タクシーがすぐにつかまるかなーとか、6kgの大猫を連れてのお出掛けに数日前から心配は止まらず…そして一番こわいのは私の寝坊だった。
しかし、極度の緊張から今朝は4時に目が覚めた(流石に早すぎ)。いつもだったら二度寝をするところだけれど、寝たら終わりだと思って支度を始めた。
検査は滞りなく終わり、色々な理由があって愛猫はそのまま入院をしてもらうことにした。
帰りは一人なのでタクシーは使わず、病院の最寄り駅に徒歩で向かった。そして、あえて妹が住んでいたアパートの前を通るルートを選んだ。
アパートの前に着くと、決してお世辞にもキレイとは言えない建物に驚いた。日当たりも悪く、女性が一人暮らしをするような場所ではない。でも、そこは、コロナで収入が減ってしまった妹が数ヶ月間、住んでいた場所なのだ。
私はあの日の自分を恨んだ。妹に「引っ越したばかりだけど、元の家の近くにまた引っ越しをする」と言われた時、「また?お金がもったいないじゃない!」と言ってしまったのだ。何故『どうしたの?何かあったの?』と優しい言葉をかけてあげられなかったのか。お金なんて働けばどうにかなるのに。
妹に縁のある場所を訪れ、妹も見ていたであろう景色を『今』見る事は、私にとって大事なことなのである。今日、とあるものを見て(それが何なのかは書くのを控えます)、妹が何故、その場所に住んだのか、何故、そのアパートだったのかがわかった。
香さん、生きる素晴らしさを教えてくれてありがとう。猫の可愛さを教えてくれてありがとう。行きたかったお店に導いてくれてありがとう。私は明日も愛猫のためにその場所に行くからね。猫の事は任せてね。
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