行ったり来たりの揺らぎの向こうに

桜の花がチラホラチラホラ
今日は春分の日です

曇り空が雨空になる前に
散歩にでも行きたいなぁ

行こうかなぁ
どうしようかなぁ
行ったら気持ち良さそうだなぁ
でも、身体が重いなぁ

こんな小さな事でさえ揺らぎは、ある。


さて、今週2人の70代と思える男性と
お話を直にすることが有りました

一人目は、ご自身が体調崩され
介護保険を申請して要介護1になり
初めて「ケアマネ」と言う
何だかわからない、何言ってるのかわからない
人と話すと言う場面
自分は「何だか『おかしくなってきた』から、病院の先生の言うとおりリハビリをしたい」と、意思が有る
と、言ってる

ひとしきり、聞かれたことに答え
心配事を話すと別室へ行くが
部屋から何度も出て来て
妻とケアマネが話している場面へ
『訓練は大変なのか?』『毎日か?』『介護って車イスに乗せられるのか』

何をさておき、自分のこれからの日々の変化が
不安で仕方がない
だけど、今の自分の症状は『医者』の言うように『リハビリ』しないと回復しないと、強く認識している


こんな、契約とかの世界じゃなく
心配なくやっていけるって無いのかと
やや、こちらも切なくなる場面
揺らぐ。。。


そして、もう一人

自宅で奥さんを介護している
元はサラリーマン

会社勤めしてきた僕たちはね
頑張れ頑張れと
背中を叩かれて
色々な体験をし続けてきた

やっとね、妻と一緒に
旅行したり、一人でのんびり
喫茶店で本を読んだり
そんなことが出来ると思ったら
妻が脳の病気でね
この歳になってまさか
介護の毎日になるとはねぇ

でもね、何とか2人でやりたいのよ

僕はね、今まで一緒にやってきた
妻と何とかやっていきたい

ずっと、人の管理下で
働いてきた
この年の男なら
分かると思う

何をさておいても
人に管理されたり
意見されたり
したくない


心配だから、何か知りたいから
集いに来たその方の
誰かに支えられたいけど
境界線を越えて来ないで欲しい気持ち



静かに話すあの方の
言葉1つ1つ意味
感じてしまい
涙が溢れてしまった


今週、2つの
と、ある家族から

今更ながら再度認識

本人が
自分の為の介護保険制度の話を聞く

そこに有る、何が起きるのか?と言う恐怖

恐怖と戦うから「拒否」になる
改めて

そして、家族も
自分の家族の介護を
人に任せると言う事への
生活の変化への恐怖

もっともだなぁと
教訓にします



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