見出し画像

愛を伝えに地球に降りた動物たち ⑦

朝から
SNSで動物医療について話していました。
大変、難しい問題です。
そして重要なことです。

幸が亡くなる10時間前ぐらい、
大量に下痢をして、何度もオムツを替え
その午前中には3日食べていなかったにも
かかわらず、3日前食べたものを全部吐きました。
意識も朦朧とぼんやり遠くを見ていたり、
呼吸も苦しそうだったり。
旅立ちが近かったのだと思います。
お腹には腹水が溜まっていました。
除去しても腹水は3日ぐらいで溜まってしまい
除去すると元気になってもそれは数時間。
栄養も取られ、またぐったりしてしまう。
夜中に急変しては、と思い往診の獣医を
呼びました。何日か前にやり取りをした
往診専門獣医はとても真摯さを感じたのですが
この日はお休みでした。
迷いながらも、別の獣医を呼びました。
無愛想で挨拶をしない医師でした。
腹水を除去した後、2週間持つという抗生剤
を注射した、と。
この時、私に打つことを聞きもせず!
と思いました。
電話で聞いた見積もりに注射代を上乗せされ
(裏覚えですが12000円くらい上乗せ)
高額支払いを済ませました。

少し落ち着いた幸を撫でながら
私も少し眠ろうか、と思った矢先、幸が苦しみ
始め、呼吸困難になりました。
夜中の12時。誰にも頼れず、聞けず、有料の
獣医電話相談にかけると若い男性医師が出て
私が経緯を説明すると、見てないからわからない
呼吸困難ではないと思う、と。
正直、何と無能なのか、と思いました。

2時間後、幸は旅立ちました。
最後に上目使いで私をかわいい目で見て、
それが別れとなりました。
その目には別れの涙が光っているように
見えました。

私は納得いかず、往診獣医が打った薬剤を
ネットで調べると呼吸困難を誘発する
可能性がある、と。
対応の悪い獣医だったので本人を
問いただすのは気が引けてしまい
また有料獣医電話相談にかけました。
すると、女性獣医が出て
腹水が上がってきてしまい胸水になったことで
呼吸困難になったのだろう、という見解。

同業者でいいにくいでしょうが
あの薬剤に問題はないのでしょうか?
と聞くと

薬剤に問題はない、もしかしから
腹水が取りきれず残り、胸に上がって
しまったのかもしれないが、それぐらい
癌が進行していたのだろう。

私は説明には納得がいきました。
最後に聞きました。

私の娘のような状況であなたも
処置としてこの薬剤を打ちますか?

この問いに

処置としては間違っていない、と
答えていました。


動物医療は難しく、
私たちは医師を頼るしかない。
それでも疑問やこれでいいのか?
と繰り返し思ってしまいます。
知り合いの飼い主さんは自分で行動して病院を探し
医師とも対話し、納得いくまで説明を求める方。
素晴らしいな、と尊敬します。
しかし、私はそこまではできないかも
しれない、とも思う。

動物病院も大変だと思いますが
重病は専門外、緩和ケアはやっていない、
老犬ケアもしていない、精神的ケア専門外
となると、介護は孤独が募り、重病を持つ
子の飼い主も孤立してしまう。
予防医療とトリミングとペットホテルの
病院ばかりあっても、と思います。
また、医療センターは治療が高く、
払える額ではありません。
こういう時、貧乏人は犬猫飼うな、と言う
人がいますね。
しかし、
小型犬で人気で高額なトイプードル
やチワワでさえも保健所に持ち込まれます。

私たちは動物たちを
何のために苦しめているのだろうか。
地球の仲間であるのに。
動物の幸せは人の幸せ、地球の幸せ。

現在、動物たちの
その幸せは、人と愛の方向を一緒に
見ているのだろうか。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?