ツールドフランス2016　ステージ５

今日は今大会初の山岳ステージということで、総合ランキング上位勢がガラッと入れ替わり、いよいよツールらしくなるというステージだったのですけれど……。

個人的な理由でほとんどレースが見られなかった上に、途中で好きなミュージシャンの訃報を聞きつけ、心あらずで観戦していたせいか、せっかく９人で逃げがあった後、ヴァンアーヴェルマート、トーマス・デヘント、グリブコの３人に絞られ、最後の３級山脈の頃にはヴァンアーヴェルマートの１人逃げが決まり、タイム差がどれだけつけられるか！？というかなり面白い展開になっていたというのに、なんとも言えない気分で見てしまいました。
こういう心踊るレースの時は、心を空っぽにして楽しみたいものですね。

そんな私個人の心境はさておいて。
サガンをだいぶ引き離したおかげか、ここでも初のマイヨジョーヌとなりました。
ちなみにヴァンアーヴェルマートが単独ゴールしてから総合上位勢がゴールするまでに出来たタイム差は5分11秒。
これ例年のタイム差で考えると早々にひっくりかえせない差なので、これからいつまでヴァンアーヴェルマートがマイヨジョーヌを着続けることができるのかも楽しみだったりします。
後半になればなるほど険しい超級山脈が出てくるので、勝負の行方はまだまだ分かりませんがこの選手を注目！って言われている人以外の手に黄色いジャージが舞い込むのはとても素敵なことだなと思います。
ぜひぜひ色んなサイクルジャーナル関係者の予想を裏切って、とんでもないヒーローが生まれるのを楽しみにしています。

明日はまた山あり谷ありの逃げが面白そうなコースなので、どんなレースになるのでしょうね。
最後が平坦に近いので、手に汗握るスプリントももちろん大事だけど、判定にもつれ込まない、誰の目で見ても勝ち！というような、そんなスプリントゴールも見てみたいなぁと贅沢を申しておきます。明日も楽しみです！

今日のステージ勝利者：フレフ・ヴァンアーヴェルマート／※BMC
マイヨ・ジョーヌ（総合）：フレフ・ヴァンアーヴェルマート／※BMC
マイヨ・ヴェール（ポイント賞） ：ペーター・サガン／※TNK
マイヨ・ブラン・ア・ポワ・ルージュ（山岳賞） ：トーマス・デヘント／※LTS
マイヨ・ブラン（新人賞） ：ジュリアン・アラフィリップ／※EQS
ドサール・ルージュ（敢闘賞）トーマス・デヘント／※LTS
※チーム名の省略表記です。
BMC→ビーエムシー・レーシングチーム
TNK→ティンコフ
LTS→ロット・ソウダル