見出し画像

だいたい5分程度でわかるジロデイタリア観戦レポート Stage10

Stand.fmでお喋りしたことを
こちらにもテキストでアップしてみます。
喋りでほんの少し違うものになったりもしていますが
アーカイブとして残しておきます。

みなさんこんばんにちは。
オーディオコント製作チームゲスラジの腹黒担当さちあきです。
この番組はロードレース観戦が大好きなさちあきが、レースを見たあとの暑苦しい気持ちをお伝えする番組です。

今日はジロデイタリアのステージ10。
休息日前となるレースはラクイラからスタートしてフォリーニョへと向かう139kmの短いコースでした。

総合争いをする選手たちにとっては大きな山もなく、タイム差ができにくいため比較的ゆるく流す選手が多かったのかもしれませんが、スプリントを制してポイントを稼ぎたい選手たちにとってはお仕事をする日となったようです。

すでにポイント賞ジャージことマリアチクラミーノはユアンがリタイアをしてからメルリールの手に渡っているものの、他の選手たちも虎視淡々と狙っているのが感ぜられました。

ポイント賞の大本命・サガンを抱えるボーラ・ハンスグローエは今日のステージを制するためにペースアップ。ちぎれていく選手たちも出てきた残り距離43km地点では先行していた逃げの4人も捉えかわしていきました。
4級山脈へと入ると現在ポイント賞を持続中のメルリールが耐えきれずに集団の後方へと落ちていき、かなりポイント賞維持はかなり厳しい状況に。

ボーラの牽きを見て「強烈だなぁ」なんて感じるのと同時に、無印なままで髪を切ってこざっぱりとしているサガンを見るのも不思議な感じがするなぁ、なんてことを思ったりしていました。

ちぎれていってしまった選手の中にニッツォーロの無念の走りもありつつ、中間スプリントではボーナスタイムを獲りにいくエヴェネプールとベルナルの争いが熾烈を極めました!どちらも一歩も引かないという走りは、まさにレースの華であるなぁと感無量となりました。
ボーナスポイントはエヴェネプールが取ってしまいそう!となった瞬間にガンナが飛び出してエヴェネプールを潰すというチームプレーもあり、これだけでもだいぶお腹いっぱい。ってなりました。

しかし残り5kmにもなると位置取りで殺気立つ集団の中でもしっかりチームが連携を持ち、ボーラか?UAEか?DSMか?という、どのチームのスプリンターが制してもおかしくないぞ!ってなっていた中、残り1kmでヴィヴィアーニ、サガン、オス、ガビリアが勝負を仕掛けます。
しかし常勝している選手というのは違うようで、ゴール前のサガンがあえて待つという戦略を使っての技あり勝利にてガビリアを抑えて堂々としたゴール!!
実況からは「ワイルドサガン」などと呼ばれていましたが、元来サガンはクレバーな選手なんですよね。
弾けた態度が印象的なので忘れがちですが、彼のクールな勝ち方は久しぶりだな〜って感じました。
表彰台も慣れっこなだけに、シャンパンファイトでシャンパンのスプラッシュが足りないと感じるやいなや、すぐに表彰台にシャンパンの底を叩きつけて吹き出しを強くするという技も見せてくれました。虹が一瞬出たぐらい激しいスプラッシュ。やっぱり彼が表彰台に登ると魅せてくれるなぁと、なんだか安心してしまいました。
この勝利でポイント賞ジャージもゲット。
やっと色がついたサガンに、いよいよジロも本番だな〜となりました。

明日は休息日なので、レース観戦レポートはまた明後日に。
それではまたチャオ。

総合:エガン・ベルナル(イネオス グレナディアーズ)
ポイント賞:ペーター・サガン(ボーラ・ハンスグローエ)
山岳賞:ジョフリー・ブシャール(アージェードゥゼール・シトロエン チーム)
新人賞:エガン・ベルナル(イネオス グレナディアーズ)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?