ツールドフランス2016 ステージ7

今日はゴール前11kmからしか観戦できなかったのでサラッと。

ピレネー山脈のステージということで、クライマーたちが動き出すというのと同時に、ここでタイム差をつけられるわけにはいかない総合勢も動きがあるのだろうなーと思っていたら、逃げが決まってしまってけっこう波乱なステージとなった模様です。
逃げの中にニバリがいたので、今回ニバリはエースじゃなくてアシストだからアルを引き立てるためなのかな?と思っていたら、そういう感じでもなかったようで、じゃぁステージ狙いなのかしら?と思ったら、ステージはステージで一緒に逃げていた中からカミングスが飛び出しあっという間に逃げられてしまったりして、脚が足りていない感じがしました。

けっきょくアタックがばっちり決まったカミングスに誰も追いつくことができず、余裕のゴールを見せてディメンションデータとしては嬉しいチームの4勝目をゲットです。

今日のステージは各チームのエースたちももがかなくちゃならないところだと思うのですけれど、エフデジのティボ・ピノーも集団後方に沈んでいってしまうし、ティンコフのコンタドールは相変わらず不調のままだし、とどうにも調子が上がっていない感じで、後半に期待ってことなのかしら?と思ったりもしました。

そんなエースの不調にさらに追い討つようにカミングスがゴールした後、集団がフラムルージュをくぐるタイミングでそのフラムルージュのバルーンゲートが壊れて邪魔をするというアクシデントが発生。
他のレースでは稀になるようですけれど、権威ともいえるツールドフランスでは珍しいのこと。
なんだか踏んだり蹴ったりですね。

おかげさまなのかなんだか分かりませんが、ヴァンアーベルマートと他の総合を狙っている選手とのタイム差は6分を超えてしまいました。3分でさえひっくり返すのが難しいツールで6分ってどういうことなの?と思いつつも、まだまだレースは序盤ですからね。明日もピレネーの超級山脈を越えなくてはならないコースなので、どうなることやら?とハラハラとワクワクが入り混じっています。

今日のステージ勝利者:スティーブ・カミングス/※DDD
マイヨ・ジョーヌ(総合):フレフ・ヴァンアーヴェルマート/※BMC
マイヨ・ヴェール(ポイント賞) :マーク・カヴェンディッシュ/※DDD
マイヨ・ブラン・ア・ポワ・ルージュ(山岳賞) :トーマス・デヘント/※LTS
マイヨ・ブラン(新人賞) :ジュリアン・アラフィリップ/※EQS
ドサール・ルージュ(敢闘賞)ヴィンチェンツォ・ニバリ/※AST
※チーム名の省略表記です。
DDD→ディメンションデータ
BMC→ビーエムシー・レーシングチーム
LTS→ロット・ソウダル
EQS→エティックス・クイックステップ
AST→アスタナ・プロチーム

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