だいたい5分でわかる？！ツールドフランス2021観戦レポート Stage3

ツールドフランスの観戦レポートです。
Stand.fmでお喋りしたことをこちらにもテキストでアップしてみます。
ほんのり内容が違っていたりもしますが、ご勘弁を。

stand.fm

こんばんにちは。
オーディオコント製作チームゲスラジの腹黒担当さちあきです。
この番組はロードレース観戦が大好きなさちあきが、レースを見たあとの暑苦しい気持ちをお伝えする番組です。

今年のツールはちょっと酷すぎませんか！？
と、第一声から悲鳴しか上げられません。

今日はツールドフランスのステージ3。
まだ第3ステージだというのに、落車に次ぐ落車ばかりで選手がかわいそうになってきています。
ロリアンをスタートしてポンティヴィーへと向かう182.9kmの平坦コースは難易度1で、ゴールス付近レイアウトが多少テクニカルだとはいえ、華々しいゴールスプリントが楽しめる！って期待していたんですけどね……。

現地から届いた情報で真っ先に飛び込んだものは「イネオス グレナディアーズのゲラント・トーマスが落車に巻き込まれていた」というもので、このまま走れるのか？と不安に思っていたものの、脱臼はしているけれど走っているということで、ものすごくモヤモヤとしました。

その落車に巻き込まれていたらしいヘーシンクはリタイアということで、総合を争っているポガチャルを抱えている今後のユンボ・ヴィスマにとって難題になりそうです。というのが伏線になるとはね……。

そんな中、今日の平坦コースの中で2つあった4級の山岳ポイントをゲットして山岳賞を保持確定できたスヘンリフの明るい笑顔には救われた気持ちになりました。
山岳賞確定後には積極的に集団を牽いている姿も印象的でした。

ポイント賞争いではベテランスプリンターとなったカヴェンディッシュも絡み、スプリントポイントのラインを越える時にはゴールと変わらないハンドルを投げ出す姿も見られたものの、わずかな差でユアンが制すという過去と現代のピュアスプリンター対決で楽しませてもらいました。
ここまではゴールスプリントではピュアスプリンターたちが華々しい闘争を見せてくれるはずだと期待が高まったものです。

ところが、見通しよい直線にて道幅が若干狭くなったところでなぜかログリッチが転倒し、そこに巻き込まれる選手が続出。エースであるログリッチが落車したのでユンボの選手たちが止まり、その後立ち上がったログリッチを連れて必死の牽引をするユンボチームでトニー・マルティンが連日落車に巻き込まれているのに鬼牽きをしてくれてなんとか集団にはたどり着けホッとしたのもつかの間……。

エフデジのエースであるゴデュ、アシストマディアス、モビスターのエース ロペスと選手が落車。

さらに今度は下りで落車注意だと言われていたカーブにてまた集団落車が発生し、エフデジのデマール（スプリントに期待されていた）やB&Bのエースであるコカール、チームアルケアのマクレーと今日のステージを狙える選手たちが落車。

もうここまででもヤメてくれ！！！って絶叫したくなるものの、ラストのラスト、ゴールスプリントで超高速トレインになっていたところで位置取りでうまくいかなかったのか、なんと今日の期待の星だったユアンが転倒し、巻き込まれる形でサガンまで落車という……まさに「なんて日だ！！！！！」って言葉の通りの日となりました。

そんな中、冷静にトレインを組み続け、イエロージャージであるマチューがガッチリと発射台となり、メルリールが見事なゴールを決めてくれました。アルペシンでワンツーフィニッシュを飾ったので、メルリールの後ろでガツポーズをしていたアシストの笑顔も良かったですね。
インタビューでは落車に巻き込まれたくないから先頭にいたんだというマチューの言葉に、今回のツールでの落車の多さを垣間見た気がします。

超高速なゴールスプリントで転倒したユアンの怪我が大したことがありませんように。
その他の選手たちもまだ三日目だというのに満身創痍な人が多そうなので、明日は少しのんびりと走れる序盤らしいレースとなるように祈ってます。
そして明日で開催の地となったブルターニュ地方とはお別れ。
とにかくみな無事でありますように！
それではまた明日！サリュ～！

総合：マチュー・ファンデルプール（アルペシン・フェニックス）
ポイント賞：ジュリアン・アラフィリップ（ドゥクーニンク・クイックステップ）
山岳賞：イーデ・スヘリンフ（ボーラ・ハンスグローエ）
新人賞：タデイ・ポガチャル（UAEチームエミレーツ）
敢闘賞：ミヒャエル・シェアー（アージェードゥゼール・シトロエン チーム ）