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ルーンの書♡古代ルーン文字による神託

昔、タロットカードと一緒に、ついでに購入した「ルーンの書」という本(古代ルーン文字の刻まれた石が25個ついている)が、10年以上も自宅の本棚にうもれていた。

興味はあったのだが、肝心なルーンの歴史や神託、占い方法などすっ飛ばして、各ルーン文字の解釈の部分だけをさらっと見ただけであった。

古くなったタロットカードやスピリチュアル関連の本は、売ってしまったのだが、なぜかこの本だけは、売る気がしなかった。この石に刻まれた文字にとても惹きつけられていたからだ。なぜだかわからないが、遠い昔にかすかな記憶があるようなそんな気がした。

おそらく、私が実践しているレイキのマントラやシンボルにも似たような、刻まれた文字から発する強い波動のようなものを感じたからだと思う。

ルーン文字は、ゲルマン語に使われた古い文字体系で、音素文字の一種である。起源には諸説あるらしいが、有力な説は、北エトルリア起源の北イタリア文字から借用されたとされる。

RUNE(ルーン)の語源は「秘密」「謎」を意味する。呪術や儀式に陥られた神秘的な文字というふうに紹介されることもあるが、実際は日常の目的で使用された形跡もあり、ルーン文字で記された書簡や荷札、護符をかねた装飾品なども多く残されているらしい。

本来、木片などにナイフで刻みつけて表記していたため、木目とまぎれて読みにくくなってしまう横線は使われず、縦線や斜め線を組み合わせた様な字形になっている。それで、こんな独特の文字になったんだ。。。と、今更ながら感心した。

ルーン文字の占い方法は、すべてのルーンを投げてから1つだけを拾う、キャスティングという方法と、聞きたいことを念じながら、袋の中のルーンを1つとりだして占うという方法が一般的だそうだ。もちろん、複数個をとりだして、タロットカードのように現在・過去・未来や、過去世・未来世などをリーディングしたりする応用編もある。

当時は、なにか決断できないことがあったり、悩みをかかえたりしていた時、よくルーンに頼り、毎日のように神託的なメッセージを受け取る自分がいた。このめずらしいルーン文字を袋の中から1つひいて、本の中に書いてある各ルーン文字の意味を確認しては、その時々で石からのメッセージに納得していたことを思い出す。

タロットカードもそうだが、自分がひくカードや石というのは、その時の自分の持つエネルギーによって、びっくりするくらいぴったりとマッチするものを選んでいる。だからこそ、でてくるメッセージや占いが、心にささり腑に落ちるものとなる。

こういった占いやメッセージには、当たりはずれというものはないと思う。よく、カウンセリングをしている時に、クライアントさんから「当たってます!」などと言われることがあるが、当たりはずれというそういう受け取り方ではなく、今自分にとって必要なメッセージやエネルギーとして、受け取っていただけるといいのではないかと思う。

その受け取ったものによって、自分の中のエネルギーや潜在意識が、グワンっと大きく動いて、気づきや癒しとして心身が変化していく。そういったことを繰り返しながら、自分自身が成長していくのではないだろうか。

ずっと放置していた「ルーンの書」が、最近急に気になり始めたということは、そこから得られるメッセージやエネルギーが、変化している今の自分にとって、まさに必要なのかもしれない。

Soul Tree/ Sachi



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