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今年のM-1

今年のMー1はちゃんと見よう、と思うような決勝のメンバーでした。モグライダー、ランジャタイ、真空ジェシカ、錦鯉がテレビの強い賞レースでみられる世界線が来るなんて、とずっと思いながら記者会見とかインタビューとか見ていて、ずっとわくわくして久々にちゃんとお笑いを見ようと思いました。いち視聴者として、わたしは勝手にM-1に縁がないと決めつけていたんだけどそんなことなかった・・!こんなに純粋に楽しめる日が来るなんて思ってなくて、とにかく嬉しかったです。

最後にお笑いライブに行ったのはチケット確認する限り2016年が7月が最後で、何となく興味がなくなったのと、テレビの賞レースと自分の感覚が違うことに対しての諦めと絶望が入り混じった気持ちに勝てなくて、気力も失せてライブに行かなくなったんだよな。。多分。

それから数年経ってこんな気持ちでnoteに感想書く日が来るなんて。以下思ったことをつらつらと。

・モグライダーはトップバッターでまじか、と思ったけどそれでも力強くて素晴らしかった!ともしげ氏がびっくりするくらいちゃんとしてて芝氏のキレッキレのツッコミが刺さりまくってたなあ。ちなみにインタビューでM-1にちゃんと向き合ったのがコロナ始まってからということを言っていてそこから時間かからず決勝まで上がって来たのマジで天才じゃん、って思いました。。。

・ランジャタイはあの舞台上でブレないランジャタイを見ることが出来て本当に良かった!あんな刄みたいなネタで風猫という名前の可愛らしさよ。。。巨人師匠から人間性も褒められていてもう十分じゃんね。。絶対売れる。。。

・ゆにばーすは正統派のレベルの高い漫才で!それなりに見た目も強いお二人だと思うんですが、漫才とうまく融合していて良かったです。もうはらちゃんの存在が尊いし、正義だなーと。ゆにばーす、名人がバキバキに尖っているイメージだったんですけど喋ると意外と柔らかさもあってそのギャップが良いのよね。。

・ハライチは岩井氏フォーカスでここ近年のハライチを体現したような漫才だと思いました。岩井氏、テレビ出始めの初期の頃は眼光の鋭さにドキドキしていたんですが、ここ最近は屈託のない笑顔が多くて好感度爆上がりです。それは大手からもCM来ますよねー。

・真空ジェシカはボケが全部楽しいボケで次はどんなのが来るんだろーとわくわくしながら見てました。ちょっと捻るようなボケも多い印象だったのだけど、全部良くてめっちゃ楽しかったです。ボケに心掴まれたの久々かもしれない。。

・オズワルドは伊藤氏の佇まいとツッコミのフレーズが全部好きすぎるんだよなーと。(2本目も見ながらやっぱり好きと思った)綻びも隙も一切無い漫才でもはや芸術の粋だった、素晴らしかった!

・ロングコートダディはコント師のつくる漫才の強さを見せつけられたような気がします。兎氏のリアクションがツボ過ぎて。

・錦鯉はもう、言わずもがなですよ!漫才そのものの強さと人の強さ、何もかも噛み合って無敵だった!最強すぎるおじさん達。最後トミーと塙氏がもらい泣きしているのがお二人の人間性の全てを物語っていて、本当に良かったです。全てが相応しいチャンピオンだったと思います。

・インディアンスはせり上がりからセンターマイクまでのお二人の雰囲気が良くてそこからにこにこでした。田渕氏の明るさに引っ張られて見ている方の気持ちもあったかくなるんですよ、、

・ももは初めて見たんですが技術高すぎるし、上手過ぎてすごい、すごいと感嘆しつつもお二方の人となりというか人間力(というやつ?)ですかね、そういうのをもう少し見れたらなーと思いました。あのシステムの漫才以外も見たいよー!見させてくれよー!

今回は演出もめっちゃツボで、審査員紹介、籤で呼ばれてからの向かうあいだとコンビ紹介、センターマイクまでたどり着く演出が素晴らしかったー。演出あんなに進化してたんですね、、、

敗者復活もちょっとだけみてて、アルピが良い意味で根本が変わってなくてアルピらしさ全開でうわーって思ったりとか、男性ブランコがめっちゃ面白かった(浦井氏のツッコミが好みすぎる)りとか、発見もあって楽しかったです。そんな(どんなだ)アルピは千鳥の番組でもてなされつつ弄ばれてて、そんなのも良かったなあ。

総じて多幸感あふれる大会で本当に良かったです。こんな気持ちになる日が来るなんて。来年も見るかは正直分からない部分もあるけれど、みんなが幸せになる大会として続いていくことを願うばかりです。

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