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[天山雪蓮]という食べ物  根菜?果物?

トップの写真は[天山雪蓮]の花


先日、いつもの温泉に行った時のこと、台湾の友人が[とても珍しい物]をおやつ?に食べさせてくれました。
シャキシャキとみずみずしい食感のそれほど甘くは無い果物?野菜?芋?
今まで食べたことは無いけど、それは私の好みに合った、とても魅力的な味でした。

下の写真のものが私がいただいたもの。
4-5cm角ぐらいに切ったもので、
少し透き通った感じです。

最初、何という食べ物なのか聞いただけでは理解できず、後で名前を書いてもらいました。
[天山雪蓮](テェンシャンシュエリェン)と、何ともその響きも美しい名前です。
どういうものか想像もつかず、Googleで検索してみました。

https://archdesign.pixnet.net/blog/post/38988232

天山雪蓮...珍しい宝物...元々産地は新疆とチベットの臨界の天山南坡
天山雪蓮は本当に存在する!

(この言葉は、URLのトップの天山雪蓮の花の写真の下に中国語で書かれていた文章をGoogle翻訳したものです。)

(この[天山南坡]というのは、天山山脈の南斜面ということのようです。

天山山脈と言えば、有名な三蔵法師が旅したことで知られていますよね。)



このURLを開けると
まず、最初に目に飛び込んできたのが、トップの写真。
高い山の岩場のような所に咲く花の写真❣️



こんな美しい花の名前の食べ物って、どういうこと?

いくつかの記事を読んで、少しずつ正体がわかりました!

まず最初に読んだ、上記のURLのページから少し抜粋して下に書いてみました。

毎年7月から8月は新疆ウイグル自治区の天山山脈の野雪蓮の花が満開になる時期です。 

中略

[雪蓮]は漢方薬としても知られています。 カナダから台湾に導入され、高山の寒冷な環境での栽培に適しています。最初は台湾の新竹県尖石郷に植えられましたが、その後、は南斗地区の村や町にも植えられました。台湾現在、多くの地域で植栽に成功しています。 最近では、この珍い果物が市場に出回ることもあります。

 天山雪蓮の根茎は見た目はサツマイモとほぼ同じですが、洗って皮をむくと、透き通った淡黄色の透明な果肉が見えます。
雪蓮ジュースに絞ると濃い緑色。とても美しい果実です。 果物として直接食べるとサクサクした味わいで甘みが少なく、ジュースとして飲むだけの甘さがちょうどいいです。

中略

天山雪蓮は子宮の収縮を促進するため、妊娠中の女性を禁止することが重要です。そうしないと、流産のリスクがあります。
 雪蓮は茹でたり、焙煎したり、揚げたり、煮込んだりしても風味が良く、洗って皮をむき、口に入れて噛むのが一番簡単な食べ方です! 

上記のようなことが書いてあります。
なんと、遠い天山山脈の植物が、現在は台湾でも作られているんですね。
時には市場にも出るとあります。

要注意‼️
妊娠中の人は食べてはいけない。とも書いてあります!


そして、さらに他の記事を読んでみると、

https://www.tdais.gov.tw/ws.php?id=1841

翻訳で見ると次のような内容です。[抜粋]



一部抜粋

新光部落の農友は「天山雪蓮」と呼ばれる植物は、民国76年に福寿山農場から導入され、福寿山農場は老栄民が大陸から導入されたそうです。

中略

菊科の多年生草本植物で、学名は Smallanthus sonchifolius、英文名はYaconです。

中略

日本の学者の報告による適栽温度は25°Cを超えてはいけない。桃園場の五峰ワークステーション(海抜1000メートル)の気象データによると、この地域の月頻平均温度は25°Cを超えない。
そのため、姜博士は海抜1000メートル前後の地域が適栽区域であるべきだと考えている。
また日照時間も生産量コントロール因子である。
これによって「天山雪蓮」の成長条件は冷たくて日照が十分であるべきだと考えている。

現在、尖石郷の農友は「天山雪蓮」の食用法を皮をむいて薄く切って直接新鮮な食べ物やカルビスープを煮ることをお勧めします。
日本の藤野は「天山雪蓮」が最初に1985年に琦玉県で栽培され、低カロリー食品として販売されていると指摘した。
なぜなら、その根は水分と糖類が多く、デンプンを含まないし、タンパク質と脂肪含有量も少ないからだ。1989年、茨城大学の浅見などは「天山雪蓮」の主な成分は果寡糖で、その含有率は乾燥物質の60~70%を占めていることを発見した。
また、オリゴ糖は人体の生理機能に低蝕性、消化性、腸内菌叢改善、脂質改善、通便改善などの効能があるので、「天山雪蓮」は健康機能性の作物とみなされています。
塊根のほか、「天山雪蓮」で乾かした葉は、お茶で血糖値と中性脂肪の増加をコントロールする効果があります。また「天山雪蓮」の果寡糖含有量は、生育期に塊根の肥大につれて増加し、地面が枯れるまで減少します。
収穫するとオリゴ糖が分解し、フルクトースが増加し、甘さが増加する。
果実のオリゴ糖分解速度を下げるには、低温貯蔵に明らかな効果がある。

出典:第三十五期目錄
首頁 > 出版刊物 > 臺中區農業專訊 > 第三十五期目錄 > 長得很像甘藷的地下水果「天山雪蓮」
行政院農業委員會臺中區農業改良場
甘藷のような地下果物「天山雪蓮」
/張隆仁


この植物は、1985年に埼玉県でも栽培されているとあります!

この記事には最初に台湾で栽培されたものは天山雪蓮とは違うものであるとも書かれています。
しかし、根茎はほとんど同じで、これは天山雪蓮だと呼ばれているようです。天山雪蓮にも5種類ほどあるとも書かれているので、その一種なのではと想像します。

菊科の多年生草本植物で学名は Smallanthus sonchifolius、英文名はYaconと書かれています。

英文名は[Yacon ヤーコン]!

それなら私も知っています!
食べたこともあります!
あの[ヤーコン]が[天山雪蓮]の仲間だったとは!

私がヤーコンを日本で初めて食べたのは10数年前だったと記憶しています。

上の記事に書いてあるように、

当時、ヤーコンは低カロリーで便通改善など健康に良い食べ物として売り出されて、人気を呼んでいました。

サクサクとした食感で、サラダのようにして食べたり、きんぴら風に料理していたような気がします。

[ヤーコン]見た目はサツマイモそっくり
断面を見ると透明感がありますね


先日、温泉で果物感覚で食べさせてもらった時は、そのジューシーな感じからヤーコンだとは思いつきませんでした!

とてもドキドキした出会いでしたが、わかってみるとこんなことでした😅❣️


含まれる糖分はフルクトース(果糖)だということなので、果物感覚で食べるのが手軽でいいかもしれませんね。

皆さんの身近でもヤーコンは手軽に手に入るかもしれませんね。

是非、果物のように食べてみてください。
そして、天山山脈のあたりに咲くというトップ写真の[天山雪蓮]の美しい花を思い浮かべてください❣️

Googleで[ヤーコンレシピ]で検索してみたら、たくさんレシピが出て来ましたよ!

https://allabout.co.jp/gm/gc/477906/

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